感想:ウォーゲーム雑誌「Game Journal(ゲームジャーナル) No.55」『関東制圧』(2015年6月1日発売)

ゲームジャーナル55号 関東制圧

 発売日:2015年6月1日(3,6,9,12月の1日発売)

ゲームジャーナル公式サイト
http://www.gamejournal.net/

■今号のページ
http://www.gamejournal.net/item_list/gj_055/index.html


■付録ゲーム

関東制圧(ゲームデザイン:福田誠)

戦国群雄伝シリーズの第二弾、早くも登場!
>福田誠氏のデザインで1987年に出版された「関東制圧」は、日本史ボードウォーゲームの世界に旋風を巻き起こした「戦国群雄伝」シリーズの第二作です。
>本作は4つのシナリオによって、上杉、北条、武田の三勢力による関東の争奪戦を再現します。
>各群雄の勢力が入り乱れる関東を制圧するのは、誰でしょうか?

 ツクダホビーの「戦国群雄伝シリーズ」2作目の復刻版。



□特集:関東制圧

 ヒストリカルノート、松田大秀氏のリプレイ漫画、デザイナーズノート、雑誌オリジナルの追加シナリオ、など。デザイナーズノートは初版当時のものでは無く、今回改めて福田氏に書いてもらっています。



□その他

江戸幕府の黄昏〜Twilight of Shogun〜」先行誌上リプレイ 黄昏の江戸幕府は日本の夜明けの夢を見るか(近藤友樹)

 次号56号(9月1日発売予定)の付録ゲーム「江戸幕府の黄昏」のリプレイ。どんなゲームか知りたいと思っていたので丁度良かったのですが、何故付録になる号に載せずに、前倒しで掲載なのだろうか……、多分次号は次号で8月15日発売予定の超大型タイトル「大東亜戦争」のリプレイを載せたりするのでページをとるからかなぁと推測。

 システムは『トワイライト・ストラグル』とあまり変わりが無く、トワイライト〜を知っている人ならすぐプレイ可能云々とのこと。リプレイを読むと、歴史のカード(桜田門外の変だのジョン万次郎の重用だの)を処理して勢力を拡大していくゲームの模様。ぶっちゃけた話、あんまりそそられません。この時代にあんまし興味が無いからでしょうか。もっとも東西冷戦直撃世代ですが、トワイライト・ストラグルにも興味持てないけど。

 ところで難易度は、雑誌の予告ページでは「3」で、サイトでは「2」ですが(http://www.gamejournal.net/item_list/index.html)、どちらが正しいのか。



海相克・大東亜戦争 発売前レポート3(近藤友樹)

 GJで鋭意開発中の太平洋戦争キャンペーンゲーム「大東亜戦争」(2015年8月15日発売予定)の発売前レポート。「陸軍と海軍をまとめて戦闘を解決する」システムだそうですが、説明を読んだらややこしすぎて頭が痛くなってきました……、さすが難易度5段階の5。いよいよこの夏発売です。



[連載]絶版ゲーム再生Project RENEWAL(錦大帝)

 今回はバンダイIFシリーズ「日本海海戦」。バンダイって結構色々出していたんですね。私、バンダイゲームというと「ウルトラマン」とか「モスラ対ゴジラ」とかのイメージが強すぎて、まともな(?)ウォーゲームを作っていた事を忘れそうになります。



□次号予告

 No.56(2015年9月1日発売予定)の特集/付録ゲームは(前述の通り)「江戸幕府の黄昏〜Twilight of Shogun〜」。GJ史上初の幕末・維新モノです。