感想:ウォーゲーム雑誌「コマンドマガジン Vol.123 (2015年7-8月号)」『ベルリンの戦い:第三帝国の最後』(2015年6月20日発売)

 発売日:2015年6月20日(偶数月20日発売)

シミュレーションゲーム (ウォーゲーム) 専門誌 コマンドマガジンWEBサイト
http://commandmagazine.jp/

■今号のページ
http://commandmagazine.jp/com/123/index.html

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■付録ゲーム

第三帝国最後の戦い Vistula-Oder-Berlin: Eastern Front 1945(ハビエル・ロメロ)

>『第三帝国最後の戦い』は1945年のポーランド及びドイツ東部における戦闘を再現した2人用シミュレイションゲームです。1人がドイツ軍を、もう1人がソ連軍を受け持ちます。

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 本号からフルカラー化。つまりどのページを開いてもカラー。凄い。


 ただし、それが雑誌にプラスになったような気があまりしない。どのページも色つきなので、逆に内容にメリハリが無くなったというか、特集と他の記事のボルテージの差が無いというか、何を推しているのか解らない、といった印象を受けた。これは慣れれば変わってくるのかもしれないが……


 また新作ゲーム紹介コーナーが相も変わらず読み辛い。一番目当てのページなのだが、もう少し読みやすいレイアウトにならないものか。ごちゃごちゃと文字と写真が入り乱れ、読むほうに相当の努力を強いていると感じる。「付いてこれるやつだけ相手にする」みたいな印象が強い。


 折角のフルカラー化なのに、新企画が無いのも工夫が無い。新しい試みを行なって、「新生」とでも言えるくらいのところを見せて欲しかった。


 かなり期待していただけに、正直ガッカリの内容といわざるを得ない。
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