雑談:ウォーゲーム関係:『百年戦争-The Hundred Years' War-』:電脳ゲームで、テーマは英仏百年戦争!

 コンピューター/ボードの両ジャンルのウォーゲームを手がける異色メーカー「Si-phon(サイフォン)」が、夏発売予定のコンピューターシミュレーションの新作を発表しましたが、テーマがなんと「英仏百年戦争」! 一体いつごろのどんな戦いだか知ってますか?

百年戦争−The Hundred Years' War−|サイフォン&コマンドが放つ「こまあぷ」シリーズ
http://si-phon.jp/koma/005/
>ゲームは、14世紀から15世紀の中世ヨーロッパを舞台にしており、イギリス南部から当時のフランス領をマップに収めています。このマップの中で、百年以上に渡って繰り広げられた英仏の戦いを再現しました。

 いやー、凄いテーマ。日本でこのテーマに食いついてくるゲーマーがどのくらいいるのかと心配になるくらいです。まあ、既に何作もリリースしている「こまあぷ」シリーズ作品ですので、ある程度過去の資産を流用できるのだとは思いますが、それでも商業ベースでこのテーマを持ってくるとは凄い冒険なのでは。



 さて、開発スタッフのプログを拝見すると、

●Si-phon(サイフォン)|開発者BLOG::百年戦争-The Hundred Years' War-ページ公開
http://si-phon.com/blog/?eid=2390
>国内ではあまり馴染みがないモチーフですが
>英仏が100年に渡り戦って今日の国境を形勢した戦争です
>それに乗っかって中世を表現したいと思います
>どうしても日本だと特に戦国ものをやると
>近世のシステムで構築されたゲームのイメージが大きく
>違和感をもたれる方も多いみたいなので
>今回はある意味新鮮な中世ヨーロッパ史で展開します

 と確固たる目的意識を持って開発されているご様子。健闘をお祈りいたします。



☆おまけ

 英仏百年戦争は、私の知る限り国産ゲームでは一つだけ存在しています(2003年発売)。

●GameJournal NO.8|Game Journal.Net ゲーマーによるゲーマーのためのボードSLG専門誌
http://www.gamejournal.net/item_list/gj_008/index.html
>英仏百年戦争1337-1453〜血戦ジャンヌダルク
>なんとあの太平記が大洋を渡り、中世ヨーロッパに出現!
>百年におよぶ英仏百年戦争を、太平記システム、1ターン10年でゲーム化。

 この号は、ヒストリカルノートと人物紹介をそれこそ擦り切れるくらい読んだなぁ。