感想:海外ドラマ「X-ファイル シーズン1」第3話「スクィーズ」

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 ドラマ「X-ファイル シーズン1」(全24話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■ディーライフ/Dlife X-ファイル シーズン1
http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s1/

 BSデジタル放送「Dlife」での視聴です。

第3話 スクィーズ SQUEEZE


■あらすじ

EP3 スクィーズ
密室殺人事件の被害者は肝臓をえぐり取られていた。捜査を進めるうちに、30年前の類似事件が判明する。そして容疑者にユージン・トゥームズが浮かぶが、彼は・・・。

 お題は「特異体質の人間」。


 スカリーは知人の捜査官から連続猟奇殺人事件の捜査の手伝いを依頼される。最近、密室の中で人間が殺され肝臓を抉り取られるという事件が3件立て続けに発生していた。モルダーは現場から異様に長く伸びた指紋を見つける。


 X-ファイルによれば、過去1903年、1933年、1963年、と30年おきに今回と同じ猟奇事件が発生し、その度に5人が犠牲になっていた(※この話は1993年放送)。モルダーは同一犯が30年おきに殺人を犯していると考える。やがてスカリーは現場をうろついていた不審者「ユジーン・トゥームス」を捕まえるが、証拠不十分で釈放する。しかしモルダーはユジーンの指紋を引き伸ばすと、現場で見つかった指紋と同一だと気が付く。


 モルダーの考えではユジーンは突然変異で、30年おきに冬眠しないといけないので、その前に栄養として人間の肝臓5個が必要だった。やがてユジーンは4人目を殺し、最後の一人としてスカリーを狙うが、駆けつけたモルダーに捕まる。ユジーンは狭いところでも入り込める異常な体である事がわかる。最後、牢に入っているユジーンが、食事を差し入れる狭い穴を見つめながらニヤリと笑うシーンで〆。


■感想

 ホント、この頃は話が素朴ですが、ストレートで良いとも言えます。しかしこの話は設定盛りすぎ。テレビ朝日版を見たときにも突っ込みましたが、「30年毎に冬眠が必要」で「体は狭いところでも入り込める軟体生物」で「栄養をつけるために肝臓が必要」って、突然変異すぎるっちゅーの。何でもかんでもいれりゃ良いってもんじゃないぞと言いたい。



★おまけ

 サブタイトル「SQUEEZE」は、搾り出すとかそういう意味合い。ユジーンが狭いところからにゅるにゅる出てくる様を意味しているのでしょうか。