感想:海外ドラマ「X-ファイル シーズン1」第4話「導管」

X-ファイル シーズン1 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

 ドラマ「X-ファイル シーズン1」(全24話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■ディーライフ/Dlife X-ファイル シーズン1
http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s1/

 BSデジタル放送「Dlife」での視聴です。

第4話 導管 CONDUIT


■あらすじ

EP4 導管
UFO目撃で有名なある湖。そこで行方不明になった一人の少女。彼女の弟は0と1の数字を書き連ね、これはTVのノイズ画面に浮かぶ、姉からの伝言だと言うのだが・・・。

 お題は「未確認飛行物体、アブダクション」。


 オガボジ湖畔でキャンプしていた一家の娘ルビーが失踪し、母親ダリーンはその直前まぶしい光を目撃していた。モルダーはアブタクション事件だと考え調査に向かう。実はオガボジ湖はUFO目撃事例の多発する場所で、ダリーンも若い頃UFOに出会っていた。


 地元警察はルビーが素行不良であることから家出事件だと考え、ダリーンの証言をウソと決め付けていた。モルダーはルビーの8歳の弟ケビンがテレビの砂の嵐を見ながらひたすら0と1の羅列を書き付けていることに興味を持つ。実はそれはデジタルデータで、ダ・ヴィンチの絵やDNAの情報を意味していた。ケビンはテレビを通じて誰かから情報を受け取っていた。


 そのうち、ルビーは三角関係のもつれで殺されたらしいとわかるが、モルダーは信じず調査を続ける。やがてルビーは憔悴した状態で帰ってくるが、何者かに何も喋るなと脅されているという。ルビーの検査結果は長時間無重力状態にいたことを示していた。しかし母親はもう事件のことは忘れたいといってモルダーたちを追い返す。結局今回も事件の真相は謎のまま終わる。


■感想

 この頃のIFO話は良かったよなぁ。シーズンが進むにつれて、「エイリアン話=植民計画絡み」ばっかりになってしまって、話の幅が狭まってしまった感あり。


 0と1の羅列の紙を床一杯に広げて、二階から見てみたら人の顔だった、というのは名シーン。テレビ朝日版放送から20年経っているのに、あのシーンだけは強烈に覚えてました。ところで、ケビンが受信したのは「スパイ衛星の情報を傍受」したのか、「未知の相手が送ってきた情報を受け取った」のかどっちなんだ。


 サブタイトルの意味がイマイチよく解らないのですが、ケビンが「謎の存在からの情報を伝えるパイプ=導管を務めている」という解釈で良いのか?


 もう今のテレビに砂の嵐って無いんですよね? 風情が無くなったなぁ……(?)