感想:映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」(2011年:アメリカ)(2015年7月24日(金)放送)

(※以下、話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■金曜プレミアム - フジテレビ
http://www.fujitv.co.jp/kinpremium/

 地上波・フジテレビ系での視聴です(2015年7月24日(金) 21:00〜23:22)。


■概要

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/150724kinpremium/index.html
>その泉をみつけし者は、“永遠”を手に入れる―。
>真実の愛だけが、“永遠”に至る唯一の方法。
>醜い人間たちは“泉”へはたどり着けない…。

>孤高の海賊ジャックの前に、過去にジャックが愛した女海賊アンジェリカが突然現れる。彼女が敵なのか、味方なのかも分からないまま、ジャックはアンジェリカと共に、永遠の命をもたらすという伝説の<生命の泉>を探す旅に出る。
>その頃、史上最恐の海賊“黒ひげ”や、海軍に寝返った元海賊バルボッサも、この禁断の宝を求めて動き出していた。彼らの行く手を阻むのは、<生命の泉>の鍵を握る美しくも恐ろしい人魚たち。それぞれの野望と裏切りが渦巻く中で、<生命の泉>に辿り着くのは一体誰なのか…?


>キャプテン・ジャック・スパロウ:ジョニー・デップ/平田広明
>アンジェリカ:ペネロペ・クルス/本田貴子
>黒ひげ:イアン・マクシェーン/勝部演之
>バルボッサ:ジェフリー・ラッシュ/壤晴彦
>ジョシャミー・ギブス:ケヴィン・R・マクナリー/青森伸
>ティーグ・スパロウ:キース・リチャーズ/小林清志
>フィリップ:サム・クラフリン/高橋広樹
>シレーナ:アストリッド・ベルジェ=フリスベ/桑島法子

>【監督】ロブ・マーシャル

 シリーズ4作目。サブキャラを入れ替えての新シリーズみたいな映画。

 過去作品は
1作目「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」(2003年)
2作目「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」(2006年)
3作目「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」(2007年)


■あらすじ

 ロンドンにいたキャプテン・ジャック・スパロウは、イギリス軍に捕まり、イギリス国王から、永遠の命をもたらす「生命(いのち)の泉」へと案内するように命令される。遠征隊の船長は、今や軍人となったキャプテン・バルボッサだった。スパロウはさっさと逃げ出すが、続いて昔の恋人アンジェリカによって、伝説の海賊「黒ひげ」の船に放り込まれて、やはり命の泉への案内役をやらされることに。アンジェリカは黒ひげの娘だった。


 スパロウは、アンジェリカから、生命の泉とは、水を飲んだ者を不死にするのでなく、生贄となった人間の寿命をもう一人に流し込む場所だと知らされる。


 黒ひげ、バルボッサ、スペイン軍は、それぞれ得た情報を元に生命の泉を目指し、ようやくスパロウたちはなんとか生命の泉にたどり着くが、直後バルボッサ、スペイン軍も現われる。スペイン軍は泉を異教徒のものだとして破壊、黒ひげは恨みを持つバルボッサによって毒の剣で刺され、アンジェリカも同じ毒に倒れる。黒ひげはアンジェリカを犠牲にして助かろうとするが、スパロウのトリックで効果が逆になり、黒ひげは死んでアンジェリカは助かる。


 最後、スパロウがアンジェリカを孤島に置き去りにしたあと、黒ひげに奪われていた自分の船ブラックパール号を取り戻しておしまい。


■感想

 このシリーズ、1作目は好きなのですが、「2作目:ムダに長い上に、オチが3作目に続く、なのでダメ」「3作目:もう異常に長すぎる上に話がつまらなさ過ぎでダメダメ」という感想で、はっきり言って作れば作るほどダメになっていくシリーズ、と見放していたのですが……


 この4作目は諸々の設定やサブキャラをリセットしたおかげで、初心に戻ったような内容で、1作目の「愉快痛快アクション映画」に戻っていて、実に面白かった。見る前は「どーせ今回もク●映画なのでしょう?」とか侮っていましたが、謝りたい気持ちです。