感想:NHK番組「趣味どきっ! 一声入魂!アニメ声優塾」第2回「井上和彦」(2015年8月11日(火)放送)


 NHK番組「趣味どきっ! 一声入魂!アニメ声優塾」(全8回)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■趣味どきっ!
http://www.nhk.or.jp/kurashi/doki-tue/index.html

 NHK Eテレでの視聴です(放送:毎週火曜 21:30〜21:55)。


■番組概要

>数々の人気キャラを創った「声優」を講師にむかえ、その声に込めた演技の創意工夫やアフレコ現場での楽しいお話など聞きながら、「声」を使った表現について学んでいきます。

 司会の中川翔子が講師役の声優にキャリアやらテクニックやらを質問して進行する番組。

第2回 井上和彦


■内容

http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2015-08-11&ch=31&eid=33451&f=2273
>今回の講師は「井上和彦」さん。井上先生が演じた数々の人気キャラクターに秘められた、「声優術」をお伺いします。

>【講師】井上和彦,【司会】中川翔子,【生徒】足立梨花小宮山雄飛

 井上和彦が自分の持ちキャラのひとつの「美味しんぼ」の山岡士郎のコスプレで登場。


 「美味しんぼ」では、士郎の二日酔いの演技を掴むため、初回は本当に二日酔いでスタジオに出かけてアフレコした。


 昔のキャラを演じることは出来ますか? 声帯はあまり歳をとらないので、若い頃のキャラでもやろうと思えば演じられる。ただし体力が落ちると声が出なくなるので、体を鍛える。ウインドサーフィンが趣味。


 師匠は永井一郎。ある日、声が出ていないので、突然永井に「マジンガーZに乗れ! 巨大ロボのマジンガーZの天辺に乗っている兜甲児のつもりで声を出せ! そんな小さな声でマジンガーZが動くか!」とか言われて、大声で「マジンゴー!」と何回も叫ばされた事があった。


 演じるには技術よりも気持ち。視聴者にただの絵を実在の人物のように思ってもらえるには気持ちをこめること。また自分は「そのキャラたちはどういう場所にいるのか」という空間の把握も大事にしている。


 井上講師の「気持ちをこめるための訓練」。数秒間隔で即興で動物や水族館の生き物のまねをさせる。想像力とその気になることが必要。


 演技というのはその気になる、というのが大事です。そうすれば何事にも興味が出てくる。人間観察とかもするようになる。


■感想

 今回も面白かったなぁ。


 ところで、これ、『アニメ関係番組』ですが、声優のラインナップを見ると、アラフォー以降向けですよね。つまり、イメージとして「今日から始めるスマートフォン」とか「一から学ぶツイッター」とか的な、ミドル以降向け番組の一種なんですよねぇ。多分40より若い人たちは全く興味がないに違いない……