感想:CGアニメ「サンダーバード ARE GO」第2話「インターナショナル・レスキュー出動!〈後編〉」[先行放送](2015年8月16日(日)放送)


 CGアニメ「サンダーバード ARE GO」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■THUNDERBIRDS ARE GO
http://thunderbirds-are-go.jp/

NHKアニメワールド サンダーバード ARE GO
http://www9.nhk.or.jp/anime/tag/

 NHK総合での視聴です(放送日:2015年8月16日(日) 18:10〜18:42)。

第2話 インターナショナル・レスキュー出動!〈後編〉

■あらすじ

http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2015-08-16&ch=21&eid=2710&f=3669
>世界的に大ヒットした名作「サンダーバード」が50年の時を経て帰ってきた!世界各地で起きる災害や事故に勇敢に立ち向かうインターナショナル・レスキューの活躍を描く!


>不自然に起こった地震はフッドの企みだとわかった。地震は激しさを増しながら世界中に広がり、SOSが殺到。台北では地震の影響でソーラーコレクターパネルが調整不能に陥り、太陽光が街を焼きつくしてしまう恐れがでてきた。夜明け前に街を救うため、スコットとバージルはすぐさま救助に出動するのだが。


>【声】浪川大輔花輪英司柿原徹也,KENN,村瀬歩上田燿司寿美菜子磯辺万沙子清水理沙,岩崎ひろし,石塚運昇,【監督】デビッド・スコット

 フッドの手による人工地震が太平洋各地で発生し、世界は大混乱に陥った。フッドは「世界評議会」に対し、貴金属とサンダーバードメカを渡す事を要求してきた。また台北では地震の影響で、太陽光を反射してエネルギー源とするための「ソーラーコレクターパネル」が制御できなくなり、このままでは夜明けと共に台北市街は焼き尽くされてしまうことが明らかとなた。


 ゴードンとバージルサンダーバード1・2号で台北へ向かう一方、ブレインズとジョンは地震発生装置を無力化する方法を探り、装置へ信号を送る人工衛星を発見した。そしてアランが3号で人工衛星にたどり着くと細工を行い、装置への信号送信を止めると同時に、フッドの拠点がオーストラリアにあることを突き止める。ケーヨはフッドの基地に潜入し、二人が叔父と姪の関係である事、ケーヨの本名がカヌーシャ(もしくは「タ」ヌーシャ)で有ることが描写される。フッドは計画失敗も特に気にするも事なく立ち去った。また台北でもゴードンたちの活躍で、台北の街は守られた。


 事件の後、トレーシーアイランドでは、新たにケーヨ専用メカ「サンダーバードS号」が披露された。


■感想

 オリジナルシリーズファンとしては衝撃なのですが、インターナショナル・レスキューは、秘密組織でも何でも無く、国連的な組織「世界評議会」の下部組織の様です……、なんてっこったい! それでは、「家族経営の秘密組織」→「島に知人が訪ねてきたら小芝居でごまかす」というあの笑えるシチュエーションが無いということに。(『残念ですわ、マンバが見られなくって』(byミンミン))。救助隊が「世間に対して秘密ではない」し「権力の下にある」、というのは、なんかちょっとガッカリしたなぁ。


 今回のソーラーコレクター云々の設定は、オリジナルの「太陽反射鏡の恐怖」から来てますね。2号がアームでミラーを支えるシーンも同じ。しかし21世紀版は隊員がパワードスーツというかパワーローダーというかを装備しているのが、なるほどという感じでした。


 ケーヨは完全新規キャラではなくて、オリジナルのミンミンに該当するキャラだったのね。ふーん、キラノはいないけどミンミン(の立ち位置のキャラ)はいるのか。


 ストーリー展開がめっちゃ早い。テンポは良いけど、なんか救助シーンにコクが無くて、オリジナルと比較して軽い感じ。まあ、30分枠なのでモタモタしている暇は無いにしても、ちょっとどうかなぁという気持ちです。


 とりあえず、1・2話を見た感想としては、「これはこれで面白い」けど、「オリジナル版を置換する程の作品ではない」というところでしょうか。まあ、さしあたりオリジナルの名前を汚すような作品ではない事に安堵しておきますか。