ドラマ「X-ファイル シーズン2」(全25話)のあらすじと感想のまとめです。
(※以下、ネタバレが含まれています。ご注意ください)
■アメリカでの放送時期
1994年9月〜1995年5月(全25話)
■ストーリー展開
◆導入部
前シーズン(シーズン1)の最終回・第24話「三角フラスコ(終章)」でX-ファイル課は閉鎖されてしまい、以後モルダーとスカリーは別々の部署で普通の仕事についていた。しかしモルダーの前に、X-ファイル課復活に力を貸そうという謎の人物が現れる。
◆結末
モルダーは政府のUFO・異星人関係の機密資料「MJ」を入手し、さらに異星人の大量のミイラを発見した。しかし証拠隠滅を企むスモーキング・マンにより、ミイラごと爆弾で爆破されてしまう。
■登場人物
●フォックス・モルダー(デイヴィッド・ドゥカブニー)
FBI捜査官。
●ダナ・スカリー(ジリアン・アンダーソン )
FBI捜査官。
●ウォルター・スキナー(ミッチ・ピレッジ)
FBI副長官。モルダーとスカリーの上司。X-ファイル課の再開を決断した。ベトナム戦争に従軍して重傷を負った際に幽体離脱を体験しており、超常現象にはそれなりに理解がある。
●ローン・ガンメン
モルダーのオタク仲間三人組。
「メルビン・フロハイキー」(トム・ブレイドウッド)。一番背が低い
「リチャード・ラングリー」(ディーン・ハグランド)。長髪。凄腕のハッカー。
「ジョン・フィッツジェラルド・バイヤーズ」(ブルース・ハーウッド)。髭。一番長身。背広。
●ミスターX(スティーブン・ウィリアムズ)
モルダーに政府の機密情報を提供する謎の人物。素性は一切不明。第2話「宿主」で声だけ登場。第4話「不眠」で初めて姿を見せた。前シーズン(シーズン1)の最終回・第24話「三角フラスコ(終章)」で死亡したディープ・スロートと関係が有るらしい。ディープ・スロートとは違い、モルダーを自分の目的のための手ゴマのように考えている。
●スモーキング・マン(ウィリアム・B・デイヴィス)
素性が一切不明の謎の男。四六時中タバコを吸っている。おそらく政府の隠蔽工作に関わっている。このシーズンからは、モルダーの行動を危険視し、様々な陰謀を仕掛けてくるようになる。
●アレックス・クライチェック(ニコラス・レア)
スモーキング・マンの部下。初登場は第4話「不眠」。当初はFBI新人捜査官としてモルダーをスパイしていた。第6話「昇天 Part2」でモルダーに正体がばれたため、そのまま失踪した。第25話「アナサジ」で再登場し、モルダーの父ビルを射殺した。
■あらすじ・感想リスト
「タイトル」をクリックしてください。あらすじ・感想のページに進みます。
話数 | タイトル | 原題 | 評価 |
---|---|---|---|
第1話 | リトル・グリーン・マン | LITTLE GREEN MAN | ○ |
第2話 | 宿主 | THE HOST | ○ |
第3話 | 血液 | BLOOD | ○ |
第4話 | 不眠 | SLEEPLESS | ○ |
第5話 | 昇天 Part1 | DUANE BARRY | ○ |
第6話 | 昇天 Part2 | ASCENSION | ○ |
第7話 | トリニティ | 3 | × |
第8話 | 昇天 Part3 | ONE BREATH | × |
第9話 | 地底 | FIREWALKER | × |
第10話 | レッド・ミュージアム | RED MUSEUM | × |
第11話 | 不老 | EXCELSIUS DEI | × |
第12話 | オーブリー | AUBREY | × |
第13話 | フェチシズム | IRRESISTIBLE | × |
第14話 | 呪文 | DIE HAND DIE VERLETZT | ○ |
第15話 | 新鮮な死体 | FRESH BONES | ○ |
第16話 | 入植 Part1 | COLONY | ◎ |
第17話 | 入植 Part2 | END GAME | ◎ |
第18話 | 恐怖の均整 | FEARFUL SYMMETRY | ○ |
第19話 | 歪み | DOD KALM | ○ |
第20話 | サーカス | HUMBUG | ○ |
第21話 | カルサリ | THE CALUSARI | ○ |
第22話 | 幼虫 | F.EMASCULATA | ○ |
第23話 | 影踏み | SOFT LIGHT | ○ |
第24話 | カニバル | OUR TOWN | ○ |
第25話 | アナサジ | ANASAZI | ◎ |
■シーズンを通しての感想
アップダウンがメチャクチャ激しいシーズンでした。初回からX-ファイル課が存在せず、序盤数回はモルダーとスカリーが普通の仕事をしながら、なんとか超常的事件に絡んでいくという展開で、「これは本筋じゃない」というもどかしい気持ちが強かったですね。
そして第6話「昇天 Part2」でようやくX-ファイル課が再開して、ようやく元に戻ったと思ったら、第7話「トリニティ」から第13話「フェチシズム」まで七回連続でゴミみたいな低品質のストーリーが続き、もう大ショック。シーズン1でも「今回はちょっとなぁ……」という話は有りましたが、明確に「もう二度と見たくない」と拒否反応を起こしたくなるようなダメシナリオが出てきたのは悲しいことでした。
まあ第14話以降は持ち直して、最終回で上手く次のシーズンに繋いだので、帳尻は合わせたという感じはしますが……
ところで、「入植」二部作に登場した「緑の血の異星人」の話、シーズン2の時点では別に秘密組織とのつながりも無く、単発的なストーリーだったんですね。ちょっと意外でした。