感想:NHK番組「趣味どきっ! 一声入魂!アニメ声優塾」第4回「関智一」(2015年8月25日(火)放送)


 NHK番組「趣味どきっ! 一声入魂!アニメ声優塾」(全8回)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■趣味どきっ!
http://www.nhk.or.jp/kurashi/doki-tue/index.html

 NHK Eテレでの視聴です(放送:毎週火曜 21:30〜21:55)。

■番組概要

>数々の人気キャラを創った「声優」を講師にむかえ、その声に込めた演技の創意工夫やアフレコ現場での楽しいお話など聞きながら、「声」を使った表現について学んでいきます。

 司会の中川翔子が講師役の声優にキャリアやらテクニックやらを質問して進行する番組。

第4回 関智一

■内容

http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2015-08-27&ch=21&eid=10396&f=2273
>今回の講師は「関智一」さん。関先生が演じた数々の人気キャラクターに秘められた、「声優術」をお伺いします。


>【講師】関智一,【司会】中川翔子,【生徒】足立梨花ジャガー横田,【語り】桃園ひめこ,高野憲太朗

 今は大人気アニメ「妖怪ウォッチ」で「ウィスパー」というメイン級キャラを演じている。ゲームでは軍人口調キャラだったが、台詞の多いアニメではそれでは無理があるので、監督と話し合って色々キャラ付けしている。今までの声優のキャリアで得た物を総て注ぎ込んで演じている。


 キャリア三年目で「機動武闘伝Gガンダム」で初の主役を掴んだ。受かった時は「ガンダムみたいなシリアスアニメの主人公なんかできるのか……」と悩んだが、蓋を開けてみたら、他のガンダムとは違うバトル一杯アニメだったので心配の必要はなかった。


 Gガンダムの最終回は主人公の長台詞が有ったが、どうやってもOKが出ない。結局収録した物をつぎはぎして完成させることに。その後打ち上げで監督に「もっと本気でやれ」と怒られて、最終回で厳しさを知った。


 怒ったシーンを演じる時、ただ声だけで表現しようと思ってもダメ。そのためには怒った顔でないといけないし、その前に体や呼吸もそういう怒った状態でないといけない。そういう風に準備して初めて怒った声が出せる。


 2005年に「ドラえもん」のスネオ役を引き継いだ。前任が肝付兼太という大ベテランだったのでプレッシャーがあった。スネオが情けないから、他ののび太とかジャイアンが引き立つ(特に映画版では)。


 先輩声優たちはもともと舞台俳優からキャリアをはじめている。自分も今では舞台を主催している。アニメは瞬発力勝負で、舞台は一つの脚本を一ヶ月演じるマラソン的なもの。両方を演じることでバランスが取れている。


 どんなことでも演技の糧になる。失敗したことも、起こったことも怒られたことも総て。

■感想

 いつもの通りのお役立ちの内容でした。