感想:アニメ「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」第12話(最終回)「下ネタよ永遠に」(2015年9月19日(土)放送)

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 アニメ「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてあります。ネタバレに注意ください)

■TVアニメ「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」(※アクセス不可)
http://www.shimoseka.com/

■原作サイト
http://gagagabunko.jp/shimoseka/

 CS放送AT-Xでの視聴です(AT-Xが最速放送)。

第12話(最終回) 下ネタよ永遠に

■あらすじ

 綾女たちSOXメンバーに、ソフィア錦ノ宮から、温泉町の「ぬくみ」のホテルへの招待状が届いた。綾女たちはソフィアの罠ではと警戒しつつも、あえて誘いに乗ることにした。狸吉はかつて父親から、ぬくみに行く時に持参するようにと、ハンドルの様なものを託されていた。


 一行は現地でアンナ&轟力と出会い、二人ともソフィアに呼び出されたことを知るが、ホテルには肝心のソフィアはおろか、他の客も従業員も見当たらない。さらに全身を黒下着で覆った変態「底辺の黒」が現われ、「秘宝」の鍵だといって狸吉のハンドルを狙ってきた。綾女たちは「底辺の黒」を振り切り、山の上にあるという伝説の秘宝を目指した。そしてハンドルを回して開いた扉の先には、封印されしナニの営みの諸々を象徴する人形たちが眠っていた。実は「底辺の黒」は狸吉の父親の仲間のテロリストで、狸吉たちに秘宝を発見させるように誘導していたのだった。


 綾女たちは、アンナたちには秘宝の事を隠しておくことに決め、下ネタという概念が存在しない退屈な世界がなくなるまで戦い続けましょう、とか言っておしまい。



■感想

 原作小説のことは知らないのですが、明らかにアニメにオチをつけるためのオリジナルストーリー回ですね。


 しかし、今回は、最終回なのに、せっかくの面白アニメの評価にミソをつける、イマイチの回で悲しかった。展開がのったりしていて退屈、下ネタ台詞にはキレが無く、綾女なキャラが変わってどことなく真面目で、と、今までとは全く違う作品を見ているかのような残念さ。オチの『秘宝』も「ぬくみ=熱海」だと解っているので、何が出てくるかは明々白々で、引っ張った意味も無しというかでしたし。


 まあ今回は、今まであえぎ声しか無かった「びんかんちゃん」(声:小倉唯)に初めてまとな台詞が割り振られていたり、何の脈絡も無く不破氷菓が出てきたり、ということで、レギュラー総出演のお祭り回みたいなものだったのかもしれませんが、それを考慮してもこれがラストというのは残念すぎたなぁと。


 ナレーションの速水奨氏に「底辺の黒」という変態を演じてもらい、あの爽やか声でアホみたいことを言わせるというところは面白かったのですけどね……
 
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