感想:NHK番組「激突!ロボミントン・ドリーム ABUアジア・太平洋ロボコン 世界王者決定戦」(2015年9月22日(火)放送)


 NHK番組「激突!ロボミントン・ドリーム ABUアジア・太平洋ロボコン 世界王者決定戦」の感想です。
(※以下、試合結果まで書いてあります。ネタバレにご注意ください)

NHK ロボコン
http://www.nhk.or.jp/robocon/

■“ロボコン”公式ホームページ
http://www.official-robocon.com/

 NHK総合での視聴です(放送日:2015年9月22日(火) 10:05〜11:00)。

■番組概要

 大学ロボコンの世界大会。

http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2015-09-22&ch=21&eid=32167&f=492
>前代未聞!学生たちの手作りロボットが、なんとバドミントンでガチンコ対決。世界18の国と地域からユニークロボットが集結し、大熱戦を繰り広げる。日本代表の命運は!?


>世界のユニークなロボットたちバドミントンでガチンコ勝負!18の国と地域で勝ち抜いた学生エンジニアたちの手作りロボットが、今年8月インドネシアに集結。世界一をかけた熱戦を繰り広げた。初出場の日本代表・早稲田大学、ハイテクを極めた中国、アイデア満載のベトナム、4月の大震災にめげずに出場を果たしたネパールなど、個性豊かな各国チームが続々登場!ロボット作りにすべてを賭ける世界の若者たちの、熱い夏を追う。

>【語り】服部伴蔵門,【実況】長野亮

■大会開催日程/会場

開催日 2015年8月23日(日)
場所  インドネシアジョグジャカルタ Sportorium Universitas Muhammadiyah Yogyakarta



■競技課題

http://www.nhk.or.jp/robocon/rbcn2015/d_index.html

ROBOMINTON:BADMINTON ROBO-GAME

>今回の競技課題は、バドミントンのダブルスをモチーフにしています。2台のロボットが、互いに協力し、どのようにシャトルを打ち合うかが今回の競技課題の魅力です。赤チームと青チームの対戦形式です。試合は、ラリーが長く続けば続くほど競技は白熱します。またユニークな打ち方をするロボットが登場しても面白いでしょう。そして目が覚めるようなジャンピングスマッシュが決まれば、観客の興奮は頂点に達するでしょう。そんなロボットを若きエンジニア達が製作し、熱戦を繰り広げてくれることを期待しています。

 ロボットによるバトミントンのダブルス。5点先取すれば勝ち。サーブロボとレシーブロボのチームで戦う。



■感想

 日本代表の早稲田が現地の練習で、いきなり「床の滑り方が違う」「壊れたところを修理したら、今までと感覚が狂って上手くプレイできなくなった」とか大騒ぎ。いやはや、日本のロボコンチームは2年に一度は全く同じことを繰り返していますね。


 世界大会でも技術レベルにはさして差が無く、どの国もサーブが入らない、まともにレシーブできない、という事で、ラリーが続かずグダグダ状態。どちらもサーブをうち込まれると返せないから、互いにサーブで一点ずつ取っていって、まぐれで一回でもリターンできればもうそれで勝利、みたいな試合ばっかり。


 中国代表がロボットとは別に立体視カメラセットを持ち込み、練習ではカメラと二台のロボットを連結した完全自動システムで周囲の度肝を抜いたものの、実戦ではいきなりコンピューターがおかしくなって、初戦は全く動けないまま完敗。二戦目も動きが怪しく、結局予選リーグで敗退という大波乱に笑ってしまった。5年くらい前までは中国最強伝説をうちたてていたのですけどねぇ……


 日本は予選リーグは勝ち抜いたものの、決勝トーナメント一回戦で敗退でした。


 技術的に物凄く難しい課題で、どの国もあまり差がつかないのは良かったのですが、イマイチ見るほうとしては盛り上がれなかったなぁ。ロボコンの課題設定は毎回難しいですね。



■結果

決勝 ○ベトナム VS ×香港