アニメ「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei! Herz!(ツヴァイ ヘルツ!)」(全10話)の感想です。
(※以下、ネタバレにご注意ください)
■「Fate/kaleid liner プリズマイリヤ ツヴァイ ヘルツ!」公式サイト
http://anime.prisma-illya.jp/
CS放送・AT-Xでの視聴です。
魔法少女物。「Fate/stay night」から派生した漫画「プリズマイリヤ」シリーズのアニメ第三期。
今期は、前半5話をひたすら日常ドタバタ話で埋め、魔法やカードが云々という本筋は後半5話のみ、という割り切った構成で展開。
前半は、やれ海で水着回だ、遊園地だ、お祭りだ、コミケだ、百合だ、BL同人誌だと、コメディ展開尽くし。イリヤとクロの(小学生なのに)濃厚キス描写でウハウハ、とか、美々がBL同人という世界を知ってドハマリしていく話とか、女の子いっぱい日常系アニメとしてヒットを連発。このまま日常アニメとして完投しても良いのでは?と思ったくらいでした。
しかし、後半に本筋のカード集めに戻ると、途端にクオリティダウン。元々このシリーズは、シリアスパートは「Fate/stay night」の設定・展開を熟知していることが前提のため、このシリーズだけを追っている視聴者には理解が難しいところがあり、途中から完全に頭脳のキャパシティを超えてしまいました。まあ最後は「めでたしめでたし」だったことはかろうじてわかりましたが、前半の日常アニメ展開が愉快だっただけに、余計に後半は置いて行かれた感が強烈でした。
そしてまた次期シリーズに続く……、か……、物凄いご長寿アニメになってきましたな。