感想:アニメ「のんのんびより りぴーと」総括(全12話)


 アニメ「のんのんびより りぴーと」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)



1. 関連サイト

■TVアニメ『のんのんびより』公式サイト
http://www.nonnontv.com/

■原作サイト
http://www.mediafactory.co.jp/comic-alive/non-non-biyori/

2. 全話を見終えての感想

 CS放送・AT-Xでの視聴です。



 漫画「のんのんびより」が原作の、田舎でのんびり学園コメディ。2013年10月〜12月放送の「のんのんびより」(全12話)の続編。


 続編制作に当たり、再スタートはまさかの「第一期のスタート地点からやり直す」という荒業を使ってきたことに度肝を抜かれました。1話目で蛍が引越ししてきたと解った時にはタイムループ物かと思いましたのん。


 小中学生四人組によるお気楽ゆったりコメディは、疲れた時でも安心して見ることの出来る、社会人に優しい仕様。れんげの小学生とは思えないセンス(工作で居眠り防止装置作成)とか、夏海・ひかげのがさつコンビによるコント(月見の回)とか、楽しい時は徹底的に楽しくて楽しくて仕方なくて。


 ただ、吉田玲子氏がシナリオ担当回に頻発する「イイ話」の回は、どうにも馴染めませんでした。のんのんびよりは、原作もそうですが、面白コント作品であるべきで、「れんげと楓の間の心温まるいい話」を差し出されても、見ているほうとしてはどうすればいいのかわからなかったんですよね。笑えないのんのんびよりというのは価値がないと思います。


 しかし、些細な不満は有ろうとも、大筋においては満足出来る作品でした。第三期があるなら絶対視聴しますね。