感想:アニメ(新番組)「ヘヴィーオブジェクト」第1話「ガリバーを縛る雑兵たち アラスカ極寒環境雪上戦Ⅰ」


 アニメ「ヘヴィーオブジェクト」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてあります。ネタバレにご注意ください)


ヘヴィーオブジェクト (電撃文庫)

ヘヴィーオブジェクト (電撃文庫)

 BS11での視聴です。


■関連サイト

■TVアニメ『ヘヴィーオブジェクト』公式サイト
http://heavyobject.net/

■作品概要

http://heavyobject.net/story/intro.html
「結局、戦争はなくならなかった」

「地球という惑星の隅々まで開発の手が伸び、高出力のレーザーが気軽にシャトルを打ち上げ、一部の権力者が月面に別荘を建てるような時代になっても、人は争う機構を、自分の精神から取り除くことが出来ずにいた」

「そう――ただ、変化はあった」

「超巨大兵器――オブジェクト。本体だけで全長50mを越えるこの新兵器は、登場と共にこれまであった戦争の常識を全て塗り替えてしまった」

「とある島国によって初め提示されたその兵器は、14カ国からなる連合軍の攻撃をうけ、しかしその全てを退けた。最後には太平洋上で核兵器の洗礼を受けるが、その攻撃にも耐え半身をアイスのように溶かしながら、残った兵装だけで連合艦隊を殲滅した」

「以来、オブジェクトは戦争の代名詞になった」

「21世紀前半の国際連合の崩壊以来、それまで存在したあらゆる国家が破綻、あるいは変貌し、大きく4つの連合体に色分けされるようになった世界。各国の地球の支配権の奪い合いは、 オブジェクトによる『クリーンな戦争』で決まるようになった」

そんなオブジェクトの設計士を目指す学生クウェンサーと腐れ縁の相棒の兵士ヘイヴィアは、戦場で自軍のオブジェクトのパイロットである少女ミリンダに出会う。ある戦いで彼女の乗るオブジェクトが敵のオブジェクトに破壊された時、二人は生身でオブジェクトと戦うことになるのだった……

 同名ライトノベル原作のTVアニメ。ジャンルは戦争モノ。


■スタッフ

原作:鎌池和馬
原作イラスト:凪良(電撃文庫刊)
総監督:渡部高志
副監督:櫻井親良
シリーズ構成:吉野弘幸
キャラクターデザイン:渡辺敦子
3DCG サンジゲン
アニメーション制作:J.C.STAFF


■キャスト

クウェンサー=バーボタージュ:花江夏樹
ヘイヴィア=ウィンチェル:石川界人
ミリンダ=ブランティーニ:鈴木絵理
フローレイティア=カピストラーノ:伊藤静




第1話 ガリバーを縛る雑兵たち アラスカ極寒環境雪上戦Ⅰ

■あらすじ

 究極兵器「オブジェクト」が戦争の主役となった世界。核を含めたあらゆる兵器に勝るオブジェクトの誕生により、国家のパワーバランスは大変動し、今では世界は四つの勢力によって支配されていた。もはや戦争はオブジェクトのみで行なわれ、負けたほうが領土を引き渡す「クリーンな戦争」が常態となっていた。


 学生のヘイヴィアとクウェンサーはアラスカ基地に配属されていたが、そこに敵のオブジェクトが攻めてきた。


脚本:吉野弘幸


■感想

 原作小説は未読ですが、漫画版(雑誌連載)は読んでいるため、雰囲気は把握済み。


 吉野弘幸先生がシリーズ構成という事で全く期待しておりませんでしたが、第1話からいきなり視聴意欲を削ぎまくるシナリオの質の低さに呆れた。


 Aパートはクウェンサーとヘイヴィアの雑談で丸まるつぶし、Bパートはオブジェクトの整備シーンと、ミリンダお姫様のシートベルト緊縛シーンがほぼ全て。そして最後に敵が攻めてきたシーンで次回に続く……、って中身が無さ過ぎ。どうせキャラ紹介しかないのだから、Aパートでちゃっちゃと済ませて、さっさと先に進めばいいのに、とジリジリしました。今後もこんな風に水増しした展開で引き伸ばす!と予告されたような気がして、もう既にゲンナリしています。


 これは多分3話目くらいで力尽きる予感。