感想:[最終回]特撮「仮面ライダードライブ」第48話「最終話(特別編) ゴーストの事件」


 特撮「仮面ライダードライブ」(全48話)の感想です。
(※以下、ネタバレにご注意ください)


仮面ライダードライブ Blu-ray COLLECTION 3

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 地上波・テレビ朝日系での視聴です(放送:毎週日曜 8:00〜8:30)。


第48話[最終回] 「最終話(特別編) ゴーストの事件」 (2015年9月27日(日)放送)

■あらすじ

 ベルトさんが去ってから数日後。進ノ介は反政府組織「ネオシェード」について捜査していた。一ヶ月前、進ノ介たちはロイミュードと共謀していたネオシェードのアジトに踏み込むが、その際ドライブはロイミュードとは異なる、目に見えない何かに襲撃される。ドライブは何とか難を逃れるが、その際ネオシェードのリーダーが所持していた「アイコン」という不可思議な物体を回収した。ところがその「アイコン」が研究所から盗まれたという。


 進ノ介たちは、発信機の信号を頼りにアイコンを追い、ネオシェードの構成員・岡村にたどり着く。ところがまたしても目に見えない何かが進ノ介を遅い、アイコンは奪還したものの、岡村を取り逃がしてしまう。そこにさらに「仮面ライダーゴースト」と名乗る存在が現われ、透明な襲撃者を倒した。


 岡村は霧子を人質に、アイコンの引渡しを要求した。実は岡村こそネオシェードのリーダーで、今まで頼りにしていたロイミュードがいなくなってしまったため、代わりにアイコンを狙う謎の存在を味方にしようと考えていたのだった。進ノ介は、自分はベルトさんがいなくても仮面ライダーだと叫び、岡村を逮捕する。


 ネオシェード事件を解決した進ノ介は、晴れて捜査一課へと転属を命じられ、次のステップへと踏み出したのだった。


脚本 毛利亘宏



仮面ライダードライブ Blu-ray COLLECTION 1

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■感想

 前回事実上の最終回を迎えたドライブの「その後」を描いたエピソード。既にお別れしたベルトさん・チェイス・剛が再度登場するボーナストラック的な話ではありましたが、そうすると最終回やその前に涙々でお別れしたのはなんだったのか? という感が強く、蛇足であるという思いは拭えませんでした。


 また、全く世界観が異なる「仮面ライダーゴースト」とのコラボレーションになっているため、ますます「こんな純粋さの無いエピソードを持ってこられても……」と愚痴りたくなりましたね。


 このような、最後の最後に「番外編」を放送する、という構成は、一時期TBS深夜アニメでも頻繁に行なわれましたが、これはマイナス効果しかないと考えています。最後のエピソードがそれまでの集大成になっていないため、視聴者に「全てを見終わった」という感情を抱かせられず、「途中打ち切り」と同じような納得のいかなさが残ってしまうからです。


 さすがにドライブには「打ち切り」という気持ちまでは抱きませんでしたが、「いま一つ面白くない回で終わってしまった」というネガティブイメージを残してしまったのはいただけませんでしたね。ホント、こういう放送の仕方はもう根絶して欲しいですよ。



※作品全体の「総括」は、改めて別途書く予定です。


■公式サイト(テレビ朝日版)
http://www.tv-asahi.co.jp/drive/

■公式サイト(東映版)
http://www.toei.co.jp/tv/drive/index.html


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