感想:アニメ「影鰐-KAGEWANI-」第3話「帰還」


 BS11での視聴です。(※10分枠アニメ)。
(※以下、ネタバレ。ご注意ください)



第3話 『Episode 3 帰還』

■あらすじ

 ケンタは友人のハルカと一緒に海に潜っている最中、謎の触手に襲われ、ハルカは海の底に引きずりこまれて行方不明となる。やがて、陸地に巨大なクラゲ状の生物が上陸してきたため、ケンタはモリで戦いを挑む。


 番場宗介は、知人の学者から海辺の街で撮影された巨大クラゲの死体の写真を見せられる。宗介は、死体の周りに黒い液体が飛び散っていること、そしてそれが「奴ら」と遭遇した現場でも何度も見てきたことを思い出す。


 現地に飛んだ宗介は、ケンタと出会い、クラゲが実は海で消えた人間が変化したものではないかと伝えるが、ケンタは信じない。夜、ケンタの家の前にクラゲが現われたため、ケンタは戦いを挑むが、皮膚を切り裂くと中から出てきたのはハルカの顔だった。翌朝、浜辺にクラゲの死体が二体転がっていた。


■感想

 今回は前回の「クトゥルフ小説」調とはまた雰囲気を変え、哀しい系の怪談風のエピソードとなりました。姿形が変わって怪物になった元人間が、愛しい相手の元に戻ってくる、というのは「アウターリミッツ」の「ゆがめられた世界統一」を連想させます。


アウターリミッツ



 初回の「ネットにインチキ未確認生物動画をアップしようとした男たちが、本物の怪物に襲われる」というB級映画風、前回のクトゥルフ風、そして今回の怪談風、と、「未知の怪物」というテーマは共通で、さらに様々な展開に挑んでいるのが興味深い。

影鰐-KAGEWANI-
http://kagewani.com/