感想：アニメ「おそ松さん」第３話：これは和製モンティパイソンだ

　アニメ「おそ松さん」(全12話)の感想です。
（※以下、ネタバレにご注意ください）

おそ松さん 第一松 [Blu-ray]

　CS放送・AT-Xでの視聴です｡

第３話　「こぼれ話集」

■あらすじ

　オープニングコント。おそ松・チョロ松・十四松の三人が宇宙服で宇宙遊泳中。ところが酸素が切れて、チョロ松は成仏。残りの二人は余計な会話をやめて酸素を節約しようとするが、三分後には酸素切れでチョロ松と同じ運命に。

　「OAW」。おそ松たち６人が別々に監禁拘束されているシーンからスタート。犯人は「じぐ蔵」と名乗る男で、10年前のあることでおそ松に恨みを抱き、復讐しようとしていたのだ。ところが、名乗りを上げて問いただしてみる度におそ松以外の弟たちで、何度も何度も名乗りをやり直すはめに。ようやくおそ松を見つけたと思ったら、恨みの相手が「実はカラ松」→「実はトド松」と判明して、六人の間を際限なく巡回することになってしまう。そして、ついにキレたじぐ蔵は十四松に八つ当たりして〆。

　「キラキラネーム」。テレビのワイドショーで、最近の子供のキラキラネームについて、コメンテーターが「子供の将来を考えて欲しいですね」としたり顔でコメントしているのを見て、おそ松たちが「別に普通じゃん？」とポツリともらして〆。

　「ほれいけ！　DEKAPAN-MAN　第一回」。デカパンマンは女の子がおなかをすかして泣いているのを見て、力んで体内から取り出したかりんとうを食べさせようとするが、次の瞬間おそ松に射殺される。

　「パチンコ警察」。トド松はパチンコで大勝ちするが、これを自宅に持ち帰ればそのまま兄たちにむしりとられると恐れ、家に帰れない。トド松が深夜公園のベンチに座り込んでいると、「パチンコ警察」（兄たち）が現われ、必死で逃げ回るものの逮捕され、お金は全て巻き上げられてしまう。

　「ほれいけ！　DEKAPAN-MAN　第ニ回」。刑務所に送られたデカパンマンは、キャッチボールで使っていたボールが無くなったというので、代わりに股間から取り出した金のボールを差し出すが、次の瞬間おそ松に射殺される。

　「寝かせてください」。チョロ松は翌日の朝が早いので早く寝たいのに、他の兄弟たちの寝相が悪かったり、トイレに付き合わされたり、といちいち邪魔されて全く寝付けない。最後にいびきがうるさいので全員の鼻を洗濯ばさみでつまんでみるが、それでもイビキが消えない、というシーンで〆。

　「密漁」。サイレントコント。おそ松？とチビ太が密漁のため小船で海に乗り出したところ、巨大円盤が現われ二人が円盤に密猟されて〆。

　「ほれいけ！　DEKAPAN-MAN　第三回」。デカパンマンはようやく釈放されるが、寒がっている女の子に出会う。デカパンマンは自分のパンツを脱いで、これを着なさいと渡そうとするが、次の瞬間おそ松に射殺される。

　「10月31日」。イヤミの家に六つ子が仮装して現われ、「トリックオアトリート」としつこく連呼するので、イヤミは仕方なく家からお菓子を探し出して差し出す。イヤミが安堵して家の中に戻ってみると、六つ子が家財道具から畳から持ち出していて、最後に家の壁まで引っぺがしてトラックで運び出すシーンで〆。

　「銭湯クイズ」。銭湯で司会おそ松、回答者チョロ松のクイズがスタート。問題はどれも「湯船から出ているチ●●は、兄弟の誰の物でしょう」という下品系のものばっかり。最後におそ松が「来週も見てね」と〆。

脚本：松原秀

おそ松さん おそ松 デカキーホルダー

■感想

　いやー、たまりません。この番組、メッチャクチャ面白い。相互に関係の無いショートコントを連発する形式がモンティパイソンを思い出させました。凄すぎる。このテンションが最後まで維持できるのかと他人事ながら心配になってきますよ。

■TVアニメ「おそ松さん」公式サイト
http://osomatsusan.com/

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