感想:科学番組「コズミックフロント☆NEXT」『ミステリー 宇宙人との遭遇』


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放送 NHK BSプレミアム(毎週木曜 22:00〜23:00)。
【※以下ネタバレ】

ミステリー 宇宙人との遭遇 (2015年11月12日(木)放送)

■今回の内容

11月12日の放送
「ミステリー 宇宙人との遭遇」


地球以外にも私たちと同じように知能が発達した知的生命体がこの宇宙に存在するのか。そして宇宙人は地球にいるのか? 最も有名な宇宙人目撃事件は、1940年代にアメリカでおきたというロズウエル事件だ。当事の事件の関係者たちに取材を行った。


さらに宇宙人がいたとしたらどのような姿かたちをしているのか、生物学的にシミュレーション。そして地球にいるとすればどのような方法でやってきたのか。生物学者、物理学者が編み出した理論やシミュレーションから、「宇宙人は地球にいる可能性があるのか」を検証する。


 地球外知的生命体、宇宙人は存在するのだろうか?


ロズウェル事件

 1947年、アメリカ軍はニューメキシコロズウェルに宇宙人の円盤が墜落したと発表したが、翌日それを否定し、観測用気球を誤認したと訂正した。これがUFO/宇宙人関連の事件で最大の知名度を持つ「ロズウェル事件」である。


 この事件は長い間忘れられていたが、1970年代になってUFO研究者が掘り起こすことで有名になった。本当にただの観測用気球だったのか? それとも実は円盤が墜落したのをアメリカ政府が隠蔽しているのか? 未だに本当のところは謎である。


宇宙人がいるとすればどんな姿?

 科学者で地球外の生命を否定する人はあまり居ない。太陽系外の惑星「系外惑星」は千個以上発見されているので、それらに生命がいてもおかしくはない。例えば、ケイ素が多い星には「歩く植物の様なケイ素星人」、木星の様なガス惑星には「大気に浮かぶクラゲの様なガス惑星星人」、アンモニアメタンの海がある星には「海辺に暮らすムカデの様な液体惑星星人」、褐色矮星の上空にはプラズマが知性を持つ「プラズマ星人」、などがいるかもしれない。


 科学者によって、「地球外の知的生物が人間に似ているとは限らない」と考える人も居れば、「知的生物は必然的に人型に進化する」と考える人もいる。


宇宙を旅する方法

 現在の技術力では宇宙を旅して他の知的生命に会うには絶望的に時間がかかる。その距離を克服するために考えられるのが、宇宙の虫食い穴「ワームホール」。その中に重力と反対の作用を持つ「エキゾチック物質」を流し込んでワームホールを固定すれば、遥か遠く離れた場所に移動できるかもしれない。


何故宇宙人とは会えないのか?

 ドレイクの方程式で有名なドレイク博士は、「もし宇宙人がいるとして、他の知的生物からの電波を受信し、自分たち以外に知的生物が居ると知っても、わざわざ訪問に行ったりしないからでは?」と考えているとか。


■感想

 コズミックフロントには珍しい宇宙人話。まさかコズミックフロントで、ロズウェル事件やワームホールといった話題が扱われるとは思いませんでしたよ。