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放送 BS11。10分アニメ。全13話。
【※以下ネタバレ】
第7話 『Episode 7 切斬』
■あらすじ
田舎のとある小学校。放課後、カズトとミノリは残って遊んでいた。
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教師ハルコが見咎め、二人を下校させるつもりだったが…
地震と共にグラウンドに突如現れたのは…!?
夕暮れの小学校の校庭。教師のハルコは、生徒のカズトとミノリ(※男子)が残って遊んでいるのを見つける。二人が校庭に絵を描いて遊んでいると、突如地中から巨大なはさみの様な物が飛び出してきて、地面の物を切り裂き始めた。ハルコはハサミが地面の振動を感知して襲っていることに気が付く。ハルコは取り残されたミノリを助けようとして自分も危機に陥るが、カズトが機転であさっての方向に物を投げつけハサミをひきつけることで、三人とも助かる。
最後、三人が校舎の屋上に退避し、相変わらず校庭で暴れているハサミを見つめる。そのあとミノリが地面に描いていた絵が写る。それはミノリが祖父からもらった本に載っていた怪物を描いたもので、しっぽにハサミがついたナマズか何か的な生き物の絵だった。
■感想
今回は、地中に潜み、地面の振動を感知して飛びだしてくる怪物の話でした。こういう相手の場合、「ジョジョの奇妙な冒険」第三部に出てきた水っぽいスタンド「ゲブ神」を連想する向きも有るでしょうが、怪物好きとしては、ケヴィン・ベーコン主演の愉快モンスター映画「トレマーズ」を思い出しましたね。
「トレマーズ」も、地中に潜む怪物が地上を歩く人間の発する音を目掛けて襲い掛かってくる、という内容で、やはりどうやって怪物の耳?を誤魔化して移動するか、という辺りが緊迫感を生んでいました(まあ、トレマーズは怪獣パニック映画のわりに、ストーリーは妙にコミカルなのですけど(笑))。
影鰐は当然ホラーに徹していて、突然理不尽に未知の生物の襲われる恐怖を見事に描いていました。ようやく校舎内に逃れても、相変わらずハサミは校庭で暴れまわっていて、逃げられたわけでも無いのですから、絶望感がたまらない。もっとも、冒頭で番場が「私の元に怪物の情報が寄せられた」とナレーションで語っていますので、三人はこの後脱出できたと好意的に考えたいところです。