感想:アニメ「クロムクロ」第24話「血戦の黒部ダム」

TVアニメ「クロムクロ」EDテーマ 「リアリ・スティック」(通常盤)(CD ONLY)

kuromukuro.com

TVアニメ「クロムクロ」公式サイト http://kuromukuro.com/index.html
放送 AT-X(最速放送)。全26話。

【※以下ネタバレ】

第24話 血戦の黒部ダム (2016年9月15日(木)放送)

あらすじ

 クルルがついに空に飛び立ち、エフィドルグ本隊の襲来が待ったなしの状況となった。ムエッタは真実を知るため、グラハムたちに共闘を申し出た。グラハムはさらにソフィーにGAUS1に乗ってくれるように頼む。かくして全ての準備が整い、グラハムの指揮する部隊が黒部への攻撃に向かった。クロムクロ、GAUS1、クロウがエフィドルグのジオフレーム三体を引きつけている隙に、グラハムたちが黒部研究所を奪回、さらにトムは黒部に保管されていたロングアームを起動させてパイロットとなって戦いに加わった。戦いの中で、ソフィーはセバスチャンが実は生きていたことを知る。

 ミラーサはムエッタに、ヨルバは剣之介に、それぞれ討ち取られたため、隊長レフィルは最後に残ったイムサの機体に追加パーツをつけて超巨大ジオフレーム・オーガを作り出した。しかし、結局オーガは四機がかりの攻撃で敗れイムサは死亡する。レフィルは母艦に逃げ込み、慌ててクルルを完全起動させようとするが、母艦に忍び込んでいたゼルに刺されたあとに洗脳用の虫を植えつけられて、ただの言いなりになる。レフィルの正体はゼルと同じ種族だった。レフィルはエフィドルグの細かい情報は何も知らなかったが、クルルが起動しなかった場合には、本隊艦隊が通常航行で224年後にやってくると告げる。


脚本:檜垣 亮/絵コンテ:伊藤秀樹/演出:伊藤秀樹/作画監督:森島範子 宮下雄次 秋山有希 杉光 登 三浦菜奈 伊藤美奈 金弼康/総作画監督:西畑あゆみ


感想

 評価は△。

 いやはや、今回の展開にはもう笑ってしまったなぁ。

 前回までは『エフィドルグに本拠の黒部研究所を乗っ取られた上にクルルを起動されて、もう絶望的状況。奇跡でも起きない限りこの状況をひっくり返すことは不可能!』みたいな悲壮感が漂っていたのですが、今回はとりあえず攻め込んでみたら、敵のジオフレームは三体ともあっさり始末できて、ラスボス的超巨大ジオフレームも由希奈のトンチ(?)で簡単に撃破、レフィル隊長は簡単に死にかけになった上にクルルも停止できて、めでたしめでたし……、と、全部が全部上手く行き過ぎて、もう驚きつつ苦笑するしかない状況でした。とどめで死んだと思っていたセバスチャン(茂住)は生きているし(苦笑い)。

 エフィドルグ母艦に敵の接近に備えた防御用の火器とか無かったのか? また雑魚メカのヘッドレスでも数を頼りに襲い掛かれば、相当の脅威になったのでは? まさかエフィドルグ側の事実上の防御戦力がジオフレーム三体だけとは思わなかったぞ。そして殆ど何の余韻も無く死んでしまったミラーサ&ヨルバ&イムザたち……、うーん、作っている人たちはこれで良いと思ったのかしら。そらまあ、敵が強すぎたらクルルが止められないから困るけど、もうちょっと死闘というか激闘というか、ラストバトルに相応しい盛り上がりにしてほしかったです。これはいくらなんでもあっさりすぎですよ。

 最終決戦が予想外に早く終わってしまったので、時間が余ってしまいましたね。次の敵が来るのが244年後だからそれまでにクロムクロとかエフィドルグ母艦をコピーして量産すれば良いのでもう何の心配もなさそうですが、じゃあこのあと二回は何するの? またコスプレして映画でも撮りますか?


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