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感想:NHK番組「最速で駆け抜けた夏 ~ABUロボコン2016 タイ・バンコク~」

[総合] 2016年9月22日(木) 午前10:05~午前11:00(55分)

この夏、タイ・バンコクで開催されたABUロボコン世界大会に密着。日本代表の東京大学が悲願の優勝を遂げることはできるのか。白熱したロボットバトルの舞台裏に迫る。


ABUロボコン2016、今年はタイ・バンコクで開催された。16の国と地域から参加した若きエンジニアが挑むのは、エコロボットとハイブリットロボット2台によるタイムレース。ハイブリは、風力や磁力などを使い、直接触らずにエコロボを動かし、先にゴールした方が勝利となる。日本代表は東京大学。相次ぐトラブルを高度な技術とチームワークで解決しながら悲願の優勝を目指した。白熱したバトルと日本代表の挑戦に密着する。


【出演】明和電機,【リポーター】池澤あやか,【語り】服部伴蔵門

http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2016-09-22&ch=21&eid=20295&f=492

NHK ロボコン http://www.nhk.or.jp/robocon/
ロボコン”公式ホームページ http://www.official-robocon.com/
放送 NHK 総合。2016年9月22日(木)

【※以下ネタバレ】


大会開催日程/会場

開催日 2016年8月21日(日)
場所  タイ・バンコク


競技課題

http://www.official-robocon.com/jp/daigaku/daigaku2016/index.html
2016年のテーマは「エネルギー」
限られた条件の中でいかにロボットを動かすか、皆さんのアイデアと技術に期待しています。
作るのはエコロボットとハイブリッドロボットの2台です。
このエコロボットは自走するためのアクチュエータを搭載してはいけません。
エコロボットを動かすのはハイブリットロボット。
ハイブリットロボットは風力、磁力などを使って、直接触らずにエコロボットを動かします。


試合は赤対青に分かれての対戦形式。時間は最長3分間。
エコロボットはプロペラを載せて3つの障害物ゾーンを越えていきます。
エコロボットが3つの障害物ゾーンをクリアしたあと、ハイブリッドロボットはプロペラを受け取り、
ポールを登って頂上にプロペラを取り付けます。
プロペラを取り付けた方が勝者 Chai-Yo(チャイヨー)です。
国内大会優勝チームはタイ・バンコクで開催されるABUロボコン2016へ日本代表として出場します。

 ロボットのレース。一チームにロボットは2台あり、コースを走るのが「エコロボット」。エコロボットは自力で動くための動力源は搭載不可で、コースを外れないようにするセンサーなどのみ搭載できる。そのエコロボットを走らせるためのロボットが「ハイブリッドロボット」。ハイブリッドロボがコースの側を動いて、エコロボットを外部からの力で動かす。物理的に接触してはダメで、後方から風を送って進ませるとか磁石で反発させるとかで進ませる。ハイブリッドロボは人間操縦タイプでも完全自動タイプでもどちらでも良い。

 エコロボットは「風車」を積んでコースを走る必要があり、コースを完走すると、ハイブリッドロボがその風車を受け取り、コースの最後に設置されているポールによじ登って天辺に置いてある発泡スチロールに風車を突き刺し、上手く刺さればゴール=「チャイヨー」となる。

 ちなみに「Chai-Yo(チャイヨー)」とはタイ語で「万歳」「乾杯」などの意味で、おめでたいときに使う言葉。


競技の展開

●予選リーグ

 参加チームは三チームずつに別れてリーグ戦を行い、一チーム勝ち抜け。日本チーム(東京大学)は2チームのみのグループに振り分けられ、「タイ第二」チームと二回連続で戦う組み合わせとなる。コースは右側・青コースと左側・赤コースがあり、まず初戦は青コースで走って15秒でクリアして快勝したが、続く赤コースで走ると、コースアウトを繰り返してまともにゴールまで行きつけない有様。タイ第二チームも完成度が低くてコースアウトの連続で、互いにリトライを繰り返した挙句、どちらもゴールできないままグダグダで終了。結局日本は一戦目で勝っていたため、かろうじて決勝トーナメントに進出できた。


●決勝トーナメント:初戦

 日本は37秒でモンゴルに勝利。一方優勝の最有力候補中国は、会場が想定と色々違うのかトラブルの連発でグダグダのままかろうじて勝ち上がり。


●決勝トーナメント:準決勝

 日本は中国と対戦。どっちもトラブル無く突っ走り、日本は14秒だったが、中国はそれを上回る13秒でゴールし、日本ここで敗退。


●決勝トーナメント:決勝

 中国対マレーシア。中国が圧倒的速度でコースを走りきるが、(本日多発している)風車の取り付け失敗トラブルがまたも起きてしまい、リトライの為にモタモタしているうちに、あとからやって来たマレーシアチームが風車を取り付けてしまい、マレーシア優勝。


感想

 ロボコン世界大会の花は「突然のマシントラブル」と「会場が国内大会と微妙に違うので、今までのやり方では上手く行かない」の二点ですが、今回ほどこれで盛り上がった大会もなかったのではないでしょうか。これでもう笑わせてもらったのが中国で、国内大会では13秒という驚異の記録をたたき出していたのですが、今大会では上手く風車が取り付けられない、とかのトラブルの嵐で、もう見ているほうが辛くなる様な勝ち方(相手の方がもっと弱かったのでなんとか勝ち上がった)。

 準決勝の日本戦では突然やる気を出して13秒で勝利し、ようやく調子を取り戻したのかとおもいきや。決勝戦ではまたトラブルに見舞われて、あとからノロノロやって来たマレーシアに抜かれて負け、と、決勝のオチは何度見ても腹を抱えて笑えました。いやー、月並みなフレーズですが、ロボコンには魔物が住む、みたいな? 昔みたいに、金と技術の中国がぶっちぎりで他チームを突き放して優勝、みたいな白けた展開にならなかったので、今年は面白かったですぅ。


結果

準決勝 ○中国 VS 日本×
準決勝 ○マレーシア VS インドネシア×
決勝  ○マレーシア VS 中国×


おまけ:国内大会の様子

perry-r.hatenablog.com