10月8日売りのアニメージュ11月号で、「機動武闘伝Gガンダム」のBlu-ray Box発売に連動して、作品を振り返るインタビューがあったのですが、これがめっぽう面白かった(笑)
面白いと思ったところを挙げていってみます。まあ意訳ですが、趣旨は大体こんなモノでした。
・昔、「Gガン」をパッケージとして発売するとき、バンダイの人から「この作品はガンダムという名前がついているから、嫌々発売するんですよ」とか嫌味を言われた。
・バンダイから子供向けガンダムを作れと言われて、自分なりの企画を立て第一話を作っていたら、その最中にバンダイに呼び出された。そして「世界中のガンダムが戦うアニメを作れ。」と言われて、やっていた仕事が全てムダになった。しかも「どのガンダムも負けてはいけない」とも指示されたので、どうすりゃいいんだよ! と憤った。一話目はともかく、2話目以降はメインキャラ4人のガンダムと連続で戦うから、勝ち負け無しなんてどうすればいいのかと苦しんだ。
・という感じで、最初はどうやって作っていいのか解らなかった。監督自身がそうだったから、最初のほうはつまらなかった。ノッてきたのはネオホンコン編あたりから。
・キョウジが死ぬ回で、キョウジ役の堀秀行氏に「このあとどうなるの?」と聞かれて「デビルガンダムが復活します」と答えたら「オレは何の為に死んだんだ!」と怒られた。
・主役に当時若手の関智一を起用したのは、新人が成長するのを見るのが好きだから。だから作品には好んで若手を使う。
・ドモンの名前はドラ●もんから来ている。カッシュのほうは忘れた。
・レインがちょい大人っぽいのは、男たちがみんな子供だから、その対比で。
・プラモは前作(=Vガンダム)よりは売れた。マスターガンダムが人気が有った。あのマントギミックをバンダイに頼んでプラモで再現してもらったのが受けた。
・風車ガンダムとか人魚ガンダムとかは「ヤッターマン」のメカのノリでデザインしてもらった。人魚ガンダム大好き。
等々。ロングインタビューなので読み応え十分でしたよ。「Gガン」って最初がつまんなかったのに、後半に行くほど盛り上がった稀有な作品でしたなぁ。