感想:海外ドラマ「スパイ大作戦」第10話「戦慄のスパイ養成所」

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【※以下ネタバレ】
 

第10話 戦慄のスパイ養成所 The Carriers

 

あらすじ

バーニー(グレッグ・モリス)、ローラン(マーティン・ランドー)、シナモン(バーバラ・ベイン)はある町に潜入する。その町とは敵国のスパイがアメリカ市民を装うための教育をしている施設。施設の訓練生たちはアメリカへ伝染病を持ち込もうとしているのだ。


バーニー(グレッグ・モリス)、ローラン(マーティン・ランドー)、シナモン(バーバラ・ベイン)はある町へと潜入する。その町とは、敵国のスパイがアメリカ市民を装うための訓練をしている施設である。敵国組織は施設の訓練生たちを使って、アメリカへ伝染病を持ち込もうとしているのだ。IMFはこの計画の真相を暴き、計画を未然に食い止めなければならない。


【今回の指令】
 東側某所の施設で200人ものスパイがアメリカ潜入のための最終訓練を受けている。施設の所長はヤノッシュ・パセックというアメリカに関してのスペシャリストである。東側はこのスパイたちを使ってアメリカに細菌戦を仕掛けるつもりだと思われる。IMFは計画を阻止し、パセックを再起不能にしなければならない。


【作戦】
 IMFは施設に入る予定の四人のスパイを捕まえ、ローラン、シナモン、バーニー、リー(ジョージ・タケイ)の四人がすり替わって施設に潜入した。メンバーは施設で培養されているのがペスト菌であることを突き止める。ローランは、おそらく200人のスパイはアメリカ潜入直前に菌に知らない間に感染させられ、アメリカ各地で菌をまき散らして死ぬ予定だと推理する。メンバーは、菌の培養施設に侵入し、菌が死滅するように薬を投与するが、作業中ローランは菌に触れて感染してしまう。その作業の後、メンバーは「培養施設にまだ侵入していない」ふりをしてパセックたちにつかまる。そこにブリッグスとウイリーが現れ、スパイが施設に潜入したので捕まえに来た、と言って四人を救い出して立ち去る。最後にリーがローランにペストの薬を注射して〆。


感想

 評価は〇。

 敵地に身分を偽って潜入するエピソードで、それなりに緊迫感があったものの、ところどころ「?」と思う部分もあり、評価のしにくい話だった。

 今回の陰謀は、200人のスパイをペスト菌に感染させ、その後アメリカ各地に送り込んでパンデミックを引き起こす、という物だが、コストパフォーマンスがかなり悪いような気がする。それなりの時間と費用をかけて訓練したスパイを、死ぬこと前提の作戦に投入するというのは無駄ではなかろうか。まあ、それだけの手間暇をかけても、アメリカに大打撃を与えられるならOKという、ソビ●ト的人海戦術の発想かもしれないが……

 IMFのミッションのやり方も何か回りくどかった。まあ、施設に潜入するまでは詳細がわからないので行き当たりばったりで行くしかなかったという事情を考慮しても「ペスト菌を死滅させればよし」でもないと思うのだが……、別の場所で予備のペスト菌を培養していたら、今回のミッションはまるまる無駄になってしまう。

 また所長パセックを再起不能にするという任務も、たまたまローランの血液経由でパセックにペストが感染したみたいだから達成、という形になっており、その偶然がなければ「パセック再起不能」という使命は果たせなかった訳で、成り行き任せの結果オーライ的な結末にはイマイチ納得がいかなかった、

 ただ、終盤潜入した四人が全員つかまり、これからどうなるんだと心配していたら、ブリッグスとウイリーが憲兵のふりをして(自分たちが捕まえた)スパイ四人をまず救出し、さらにその四人を連れて施設に乗り込み、『この四人のふりをしてやってきたスパイがいるはずだから連れて帰る』という段取りで救出したのは、結構おおっと思わされた。

 今回ブリッグスが指令を受け取ったのは、パスポートや免許証の写真を撮るのでおなじみの「証明写真ボックス」の中だった。この話の放送は1966年と50年前だが、小さなカーテンがあるとか、座った後に目の前に小銭を入れるとか、そのあたりの仕組みは現在の機械と全く変わっていなかった。この手の機械が50年前から存在し、しかもほとんど現在まで形が変わっていない、という事実には驚いてしまった。ところであんな街中の密閉されてもいない環境でテープを再生したら、通りすがりの人に内容を聞かれてしまってまずいのではなかろうか。


 IMFのゲストメンバーのリーを演じたのは、宇宙大作戦スタートレックで「ミスター・カトー(スールー)」を演じたジョージ・タケイでした。


参考:今回の指令の入手方法

 ブリッグスがセルフの写真撮影機(いわゆる証明写真ボックス)に入り、隠されていたオープンリール式テープレコーダーと書類を取り出し、テープを再生して指令を確認する。最後「このテープは五秒以内に消滅する」と言ったあと、テープから煙が立ち上る。


他のエピソードのあらすじ・感想

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