感想:海外ドラマ「スパイ大作戦」第14話(シーズン1 第14話)「暗殺者“レディ・キラー”」

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【※以下ネタバレ】
 
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第14話 暗殺者“レディ・キラー” The Short Tail Spy

 

あらすじ

シナモン(バーバラ・ベイン)に課せられた使命は、有能な暗殺者の名声を失墜させること。魅力的な敵を相手に、女としての気持ちを抑え任務を遂行できるのか。


シナモン(バーバラ・ベイン)に課せられた指令は、アメリカに亡命した科学者を狙う暗殺者アンドレを失脚させること。シナモンはジゴロで自信家な彼に接近、恋を仕掛ける。しかしアンドレは、女スパイだけでも今まで30人も葬ってきた、魅力的だけど危険な男。シナモンは女としての気持ちを抑え、アンドレを誘惑、任務を遂行できるのか!?

※DVD版のタイトルは「暗殺者“レディキラー”」。


【今回の指令】
 近年アメリカに亡命してきたナポルスキー教授を暗殺するため、対立する二つの諜報機関がそれぞれ暗殺者を送り込んできた。一人は歴史ある陸軍情報局のシテメンコ大佐で、もう一人は新興の民間諜報機関に所属するアンドレ・フェチュコフである。IMFはナポルスキー教授の命を守り、さらに二人の暗殺者を再起不能にしなければならない。


【作戦参加メンバー】
 ブリッグス、シナモン、バーニー。


【作戦】
 フェチュコフとシテメンコは大使館を拠点にナポルスキー暗殺の機会を伺うが、どちらも相手をバカにしあう犬猿の仲で、大使は二人をなだめるのにうんざりしている。

 ブリッグスはシテメンコに接近し、計略をしかけて簡単に捕まえてしまう。そして写真を撮影し、指定の飛行機でアメリカを出ていかなければ写真を世の中にばらまくと脅して追い出す。シテメンコは全てはフェチュコフの仕組んだ事だと考え、銃を持ってフェチュコフの部屋を襲撃するが、シナモンに銃を奪われ叩き出される。シテメンコはそのまま心臓マヒで死んでしまう。

 一方シナモンはフェチュコフと良いムードになっており、フェチュコフが暗殺者をやめてアメリカに亡命したいと言い出したため、それを伝えようと喜び勇んで隠れ家に戻る。ところがシナモンの後をフェチュコフが付けてきており、フェチュコフは部屋に押し入ってナポルスキーに銃を向ける。しかし銃の弾はこっそりシナモンが抜き取っており、フェチュコフはブリッグスたちに取り押さえられると写真を撮られてそのまま追い出される。

 任務終了後、ブリッグスはシナモンがフェチュコフに篭絡されたのではないかと疑っていたことを詫びる。最後一人きりになったシナモンは実はフェチュコフに本気だったことを匂わせて〆。


感想

 評価は△。

 今回は「女スパイ・シナモンの冒険」的なシナモンクローズアップ回で、敵のスパイとイチャイチャするシーンが満載と、全くスパイ大作戦らしくない内容だった。シーズン1は色々な方向性を模索していて、このような話が生まれたのではないかと思われるが、個人的には大外れだった。

 ただ、まあ、クライマックスで「フェチュコフが銃を撃とうとしたら、既にシナモンが弾を抜いてました」「実は隠れ家までつけられてたのも先刻承知でした」という展開はちょっとだけ感心した。


参考:今回の指令の入手方法

 ブリッグスが小さな映画館を訪ねると、椅子にはオープンリール式テープレコーダーが置いてある。ブリックスがテープの再生を始めると同時に映画が上映され、映像と音声で指令が再生される。最後「このテープは直ちに処分してくれたまえ」と言われるので、ブリックスが灰皿に放り込むとその瞬間テープが燃え上がる。(第4話「刑務所突破作戦(前編)」のシーンの使いまわし)。


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