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感想:劇場アニメ「BAYONETTA Bloody Fate(ベヨネッタ ブラッディフェイト)」(2013年:日本)

BAYONETTA Bloody Fate 通常版[Blu-ray]
放送 AT-X(2016年1月3日(日)
【※以下ネタバレ】

http://www.at-x.com/program/detail/6928
「ほら、いらっしゃい…気持ちよく昇天させてあげる」

自分が魔女であること以外、記憶を持たない女がいた。彼女の名はベヨネッタ
襲い来る天使を狩ることに快楽を見出していたが、突如舞い込んだ情報により、失われた記憶を求めて、宗教都市ヴィグリッドへと旅立つこととなる。
過去の記憶を呼びさます数奇なる出会い。
ベヨネッタの過去を仄めかす妖しい女、父の仇と追ってくるジャーナリストの男。
そして彼女をマミーと呼び、慕う幼い少女。
ベヨネッタの失われた記憶には、一体なにが隠されているのか。
その先に待ち受けている、彼女の運命とは…?


[BAYONETTA Bloody Fate]ベヨネッタ ブラッディフェイト|公式サイト http://www.bayonetta-movie.com/

■あらすじ

 謎の美女「ベヨネッタ」は、20年前に目覚めたものの、それまでの記憶を失っており、自分が「魔女」であることしか解らないまま「天使」を狩り続けていた。ある日ベヨネッタは「ラグナ教」の信者たちが、神「ジュベレウス」が復活すると騒ぎを起こしているというニュースの中で、教団のトップ「バルドル」の姿を見る。バルドルに何かを感じたベヨネッタは、ラグナ教の聖地「ヴィグリッド」へと向かうが、彼女の前には謎の女戦士「ジャンヌ」や天使の襲撃、彼女を母と慕う少女セレッサとの遭遇、などが次々と起こる。ようやくヴィグリッドにたどり着いたベヨネッタは、セレッサが過去の自分であり、バルドルが実父だと気が付く。バルドルは神ジュベレウスの降臨のため、記憶と力を取り戻したベヨネッタを必要としていたのだ。ベヨネッタは一旦はバルドルに屈するが、ジャンヌの助けを借りて、ジュベレウスと一体化したバルドルを倒した。

■感想

 ベヨネッタという名前から、ゲームが原作らしいという事だけは解っていたものの、ゲームジャンルすら把握していなかったので、ほぼ内容がわからないまま視聴。

 冒頭いきなり玄田哲章氏の語りで、「その昔魔女と賢者がいて云々、両者の間に禁断の子供が生まれ云々、最後は賢者も魔女も滅び云々」と、台詞で長々と説明するので、「最初に設定をナレーションで語らせる作品に概ね当たりなし」と嫌な予感がしたものの、意外にもその後はまともで、説明も無しにエロっぽい美女ベヨネッタの派手な天使殺戮シーンが展開され、一気に引きこまれることに。ちなみに配役は、主役「ベヨネッタ」=田中敦子、謎のオッサン「ロダン」=玄田哲章ベヨネッタを父の仇と追うジャーナリスト「ルカ」=浪川大輔、と、配役が洋画吹き替えの様な豪華さです。

 キャラクターデザインが今時にしてはかなり大人向けに寄せた絵柄で、なんとなく「妖獣都市」を連想しましたな(多分誰もわからない比喩(笑))。こういうアダルツな絵柄のアニメはあまり見ないので、結構新鮮。色気ムンムンのキャラデザだし、体の線が出るピチッとした服を着ているし、色々な意味で今風ではありません。

 ストーリーは単純なもので、ベヨネッタがヴィグリッドへと出発すると、待ち受ける謎の美女! 天使の大群! バトルバトルまたバトル!とバトルシーンの連続。ベヨネッタは人間兵器庫で、刀・拳銃・ミサイルランチャー・超巨大チェーンソーなどをどこからともなく取り出して、次々と天使を倒していきますが、その無敵ぶりは爽快の一言。ライバルキャラ的なジャンヌとの戦いでは、キックが交差したり互いに銃を突きつけあったりと、様式美的なバトルが展開されますが、とにかくよく動いて実に見ごたえあり。

 ベヨネッタ父親の仇と追い回すジャーナリストのルカですが、成り行きでベヨネッタを手助けすることになる、というのはお約束。また終盤「実は父親殺しの犯人はべヨネッタではなかったよ」と判明するのもお約束(笑)。

 自称ベヨネッタの娘セレッサを演じるのは「みゆきち」こと沢城みゆきですが、何故この人に幼児役を割り当てているのか疑問だったりしました。みゆきちには、もっと豪快な「ガハハ」とか言いそうな豪快姉御肌キャラが適役だと思うのですけどね。なにか凄い無理をして声を出しているような感じだったし。

 そしてヴィグリッドへたどり着くと、バルドルは「私はお前の父親でしかも母親殺しの犯人なのだぁぁぁ」と白状してくれますが、いやそんなの最初から解っていたから(笑)。若本規夫氏のあの例の喋り方で悪役の定番の台詞をズラーッと並べ立ててくれるのも、もう様式美というかですかね。

 最後は宇宙空間で、死んだはずなのに死んでなかったジャンヌとベヨネッタの連合軍が、バルドルの召還したジュベレウスを倒すのですが、三角木馬に縛り付けておいてから吹き飛ばす、ってのはギャグなのか? はたまたゲームから来ている設定なのか?


 とまあ、話は単純でしたが、ベヨネッタの色気と洋画吹き替え並みの声優陣、アクションの派手さ、で、そこそこ楽しめたアニメでした。

<スタッフ>
監督:木粼文智
脚本:広田光毅
キャラクターデザイン:横山 愛
美術設定:池田繁美
アニメーション制作:GONZO

<キャスト>
ベヨネッタ田中敦子
ジャンヌ:園崎未恵
ルカ:浪川大輔
セレッサ:沢城みゆき
ロダン玄田哲章
エンツォ:高木渉
バルドル:若本規夫

2013年劇場作品

http://www.at-x.com/program/detail/6928