感想:特撮「サンダーバード」「海上ステーションの危機」


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NHKアニメワールド サンダーバード ARE GOhttp://www9.nhk.or.jp/anime/tag/
【※以下ネタバレ】

海上ステーションの危機 ATLANTIC INFERNO (放送日:2015年8月29日(土))

■あらすじ

 オーストラリアにいるペネロープから、ジェフに農場で休暇を取らないかとの打診が来る。ジェフは国際救助隊をスタートさせてから一年半も働きづめのため、息子たちはこの話に大賛成で、ジェフは仕方なくオーストラリアに向かうことに。ジェフの留守中は、スコットが隊長代理となり、アランが1号と3号のパイロットを兼任する事になった。

 同じ頃、大西洋では国連海軍の演習中に発射された新型誘導核魚雷が故障して海底で爆発し、海底のガス層から海上に火柱が吹き上がった。スコットは付近の石油採掘海上ステーションに危険があると判断し、サンダーバード4号でガスの噴出を止めさせる。スコットたちは無事任務を終えたことに喜ぶが、後からそれを知ったジェフは、スコットを国際救助隊は消火班ではないといって叱責する。

 しばらく後、ガス層の別の箇所で次々と火柱が発生し、海上ステーションは発生した大波で危機に陥った。しかもステーションの所長たちを乗せた潜水球が海底に転落してしまう。スコットは再度国際救助隊を出動させ、国連海軍がステーションの人員を救助している間に、4号が潜水球を海底から救い出した。

 事態を知ったジェフは我慢しきれずトレーシー島に戻るが、帰島したときには救助作業は完了していた。最後に、ジェフ「(スコットに)机を返してもらおうか」スコット「嫌だと言っても返したいですね。今度は僕が休む番だ」みんな「アッハハハハ」でおしまい。


■感想

 昨年(2015年)の夏に、新作テレビシリーズ「サンダーバード ARE GO」の放送に連動して、1965年版の「オリジナル版サンダーバード」の特選エピソードを放送したのですが、ようやく今頃視聴しています。

 冒頭の道路工事のシーンがまさしく未来未来してまして、巨大な車両が荒地を移動するとその走った跡にはアスファルトできっちり舗装された道路が現われるという……、50年前の子供向けの本の「21世紀の道路工事はこうなる」的なイメージそのもの。

 しかし、国連海軍は名前とは裏腹に結構荒っぽい。「核魚雷」を演習でポンポン発射しちゃうんだから。しかもそれが「コントロールが効きません、自爆も不可能です」って結構怖い事言ってますし。

 4号がガス噴出をとめるために持ってきた封鎖バルブですが、今回の様な事態以外のどんなシチュエーションで使うのか……、まるで今回のためだけに開発していたかのようです(笑)

 今回は四号の発進シークエンスが二回も拝めて得な回でした。