感想:アニメ「ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜」第2話:毎回一話完結でしっかり謎解きをする。合格です。


TVアニメ『ハルチカ~ハルタとチカは青春する~』OP主題歌「虹を編めたら」
関連サイト→アニメ『ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜』公式サイト http://haruchika-anime.jp/
放送 BS11
【※以下ネタバレ】

第2話 『#02 クロスキューブ』

■あらすじ

 吹奏楽部は現状メンバーが少なすぎてコンクール出場など夢のまた夢。ハルタは真壁を全国大会で指揮させてやりたいと、部員集めに力が入る。そんなハルタが目をつけたのは、今年の一年生で、中学時代にオーボエ奏者として実績を残している「成島美代子」(千菅春香)だった。しかし美代子は吹奏楽はもうやらないと取り付く島も無い。

 ハルタは美代子の友人から話を聞き、美代子が吹奏楽と縁を切った理由を突き止める。美代子が全国大会に出場していた際に、病弱だった彼女の弟・聡が亡くなり、両親も会場に来ていたため誰も死に目に会えなかったという。美代子はそれを悔やんでいるらしかった。

 ハルタは強引に美代子の家に押しかけ、聡がパズル好きだったことを知る。美代子は聡が残した全面白のルービックキューブを見せ、週末までにこれが解けたら入部を考えると約束する。美代子はキューブには完成形などなく、つまり弟が、吹奏楽に夢中になって弟をおろそかにした自分への恨みのため完成しないキューブを残したのだと思い込んでいた。

 ハルトは手がかりが無く行き詰るが、チカの油絵の具のにおいがするという言葉にヒントを得る。期限の最終日。ハルトは美代子の前で、キューブは本来の面の上に麻布を貼り付けてから白が塗られており、それをはがすと色の付いた面が出る事を示す。完成した面には聡から美代子へのメッセージが綴られていた。後日、美代子は約束を守り吹奏楽部に入部した。

脚本 : 吉田玲子

■感想

 イイね。30分でちゃんと謎の提示→手がかり→推理→解決、がある。こういう頭を使う系の推理物を待っていたのですよ。1話目だけがスペシャルで後はスッカスカという可能性も有ったので、まだ僅かに警戒していましたが、これは合格です。今後も期待が持てる。

 ところで、推理とかの最中に、物語に関係する言葉が空中に浮かぶのは、カンバーバッチ主演のドラマ「シャーロック」の影響ですかね?