感想:アニメ「ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜」第3話「退出ゲーム」


TVアニメ『ハルチカ~ハルタとチカは青春する~』OP主題歌「虹を編めたら」
関連サイト→アニメ『ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜』公式サイト http://haruchika-anime.jp/
放送 BS11
【※以下ネタバレ】

第3話 『#03 退出ゲーム』

■あらすじ

 10月。吹奏楽部は部員を10人まで増やしていたが、コンクール出場を目指すにはまだまだ人数が足りない。そして真壁を巡るハルタとチカの戦いも相変わらず続いていた。

 そんなある日、成島は中学時代にサックス奏者だった「マレン・セイ」(島粼信長)が、演劇部に所属していることを知る。成島によれば、マレンは中国系で、ミュージシャンの夫妻の養子となり、演奏は相当の腕前で人望も有ったという。しかし演劇部部長・名越に聞いてみると、マレンは中学卒業後の春休みに何か有ったらしく、以後サックスをばったり止めてしまっているとのことだった。

(※幕間劇:マレンが中国・蘇州にいる弟から手紙をもらっており、マレンは「自分は足が悪いから両親から見捨てられたんだ」とか苦悩している)

 ハルトは名越に、マレンに関わる全てを丸く治める、というアイデアを戯曲にして持っていくが、あっさり却下され、そのまま何故か演劇部対吹奏楽部の演技対決になだれ込んでしまう。対戦するのはハルタ・チカ・成島と、名越&演劇部の看板女優の藤間弥生子&マレンとなった。体育館で対決内容「退出ゲーム」が発表されるが、これは即興劇で、台詞の応酬により、自然な形で相手チームの特定の人間(吹奏楽部の成島、演劇部のマレン)を先に舞台から退出させた方が勝ちとなる。しかも誰かの発言により舞台設定はどんどん追加されていくという難易度の高さだった。

 ゲームは、時効寸前の偽札作りたちが隠れ家に潜んでいる、という設定でスタート。で、ハルタは実はここは中国の蘇州だったとか言い出し、マレンに「ここには君を待っている人がいるよ」とか言って説得しマレンもそれに納得して舞台から去る。実はこのゲーム自体が、マレンの現状を知り、気持ちを変化させるためハルタと名越が仕組んだものだった。

脚本 : 吉田玲子

■感想

 は、早っ!? この間入学したかと思ったらもう10月……、もしかするとこのアニメは三年間を12話でこなしてしまうのか。今回は推理物では無く、コンゲームといった風味の回でしたが、これはこれで非常に面白かったので大満足。

 それにしても、本筋よりインパクトがでかかったのが、福圓美里演じる演劇部の看板女優の藤間弥生子さん。部長が「マヤと呼んでくれ」「今は半年前に保護されたばかりの狼少女を演じている」と紹介した途端、いきなり吠え出して四つんばいでそのあたりを歩くとか、「ガラスの仮面」を知っている人には大爆笑のキャラでした。ホントに原作でもこんな事してるの?