感想:海外ドラマ「ナイトライダー シーズン1」第4話「炸裂サミーの壮絶スタントショー」


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放送 BSプレミアム。全21話。
【※以下ネタバレ】


※他のエピソードはこちら→「ナイトライダー シーズン1」あらすじ・感想まとめ

第4話 炸(さく)裂サミーの壮絶スタントショー Slammin' Sammy's Stunt Show Spectacular (2016年2月3日(水)放送)

■あらすじ

カースタントショーを行うためのスタジアムを手に入れるため、ある男が悪事を企てていた。マイケルは阻止できるのか!?

マイケルは、不動産の代理抵当権を買い上げる男ブレイクの存在を知る。彼が抵当権を買うと、不動産の所有者は不幸にあい、不動産は彼の手に転がり込むという。次の標的はカースタントショーを行うスタジアムだ。マイケルが捜査を開始する!

 マイケルの今回の仕事は、疑惑の資産家ローレンス・ブレイクの悪事の証拠を掴み、彼を逮捕する事。ブレイクが不動産の代理抵当権を買うと、その後必ず不動産の持ち主に不幸が起きて事業を続けられなくなり、結果的にその不動産はブレイクのものになってしまう。ブレイクが次に狙っているのは、サム・フィリップスがカースタントショー「猛烈サミーの爆裂スタントショー」を開催しているスタジアム。しかも看板スタントマンのサムは怪我をしてしまい、ショーは続けられそうに無い状況だった。

 マイケルはサムに自分を凄腕スタントマンとして売り込み、サムの代役としてショーを行い大喝采を浴びる。マイケルを邪魔に思うブレイクの手下はマイケルに引き抜きを持ちかけるが、マイケルは拒絶。すぐさまブレイクはマイケル殺害を命じるが、マイケルはキットの助けでワナを突破する。さらにブレイクのオフィスに押しかけ、うまく誘導してブレイクが黒幕であることを告白させ、彼を逮捕した。

 最後、マイケルはサミーが復帰するまでショーに出続けないといけないとデボンに報告する。デボンはしぶしぶ了承するが、マイケルよりキットの方がスタントショーにはまっていて、あれがやりたいこんなアイデアがある、とノリノリで語り、デボンとボニーがヤレヤレみたいな感じになって〆。

■感想

 今回の話は、長らく日本語吹き替え版が存在せず、2014年発売の「ナイトライダーコンプリートブルーレイBOX」 http://knightrider-tv.jp/bluray/ でオリジナルキャストが再集結して吹き替えた10作品の一つ。

 30年前のTV放送時には見られなかったエピソードが、オリジナルキャストの吹き替えで見られるなんて感涙物です。デボン・中村正は声を出すのが辛そうな感じでしたが、マイケル・ささいきさお・キット野島昭生・ボニー・小山茉美は30年前そのままですよ。どうしてここまで同じ声が出せるのか不思議です。


 ストーリーは、はっきり言ってスッカスカ。基本的にマイケルは犯罪捜査をするわけでもなく、楽しそうにスタントをやっているシーンが全体の8割くらいで、最後のほうで悪人たちがバタバタしてしっぽを出し、マイケルに逆襲されておしまい、みたいな話でした。でもこれがそこそこ面白かったりするから、世の中分からないものでして。ちなみにナイト2000はタイヤの空気を抜いたり入れたりをキットが自在にコントロールできることが描かれていました。この機能、今回みたいに「車体の下にもぐりこんだ不審者を押しつぶす」以外に使い道が無さそう……

 今回のサブタイトルは「<炸裂>サミーの<壮絶>スタントショー」なのですが、吹き替えではショーの事を「<猛烈>サミーの<爆裂>スタントショー」と言ってました。混乱するから統一して欲しかったよ。



※他のエピソードはこちら→「ナイトライダー シーズン1」あらすじ・感想まとめ


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