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感想:海外ドラマ「ナイトライダー シーズン1」第8話「激闘!善と悪2台のナイト2000」

ドラマ


ナイトライダー シーズン 1 バリューパック [DVD]

関連サイト→NHK ナイトライダー http://www4.nhk.or.jp/P3795/
放送 BSプレミアム。全21話。

【※以下ネタバレ】


※他のエピソードはこちら→「ナイトライダー シーズン1」あらすじ・感想まとめ

第8話 激闘!善と悪2台のナイト2000 Trust Doesn't Rust (2016年2月17日(水)放送)

あらすじ

ナイト財団の実験室で眠っていたはずの1台の車が動き出す。見た目はナイト2000にそっくりだが、実は非常に危険な存在だ。


ある晩、二人組の泥棒がナイト財団の実験室に忍び込む。ナイト2000を作るときに実験用として誕生した「カール」を搭載した車を見つけ、目覚めさせてしまう。見た目はナイト2000にそっくりだが、カールは防衛を最優先にプログラミングされているため、相手を攻撃する可能性がある極めて危険な存在だった。

 ナイト博物館設立予定地の建物に、二人組の泥棒トニーとレブが忍び込んだ。二人は金目の物を探すうち、気がつかないうちに、封印されていた実験室に電気を入れてしまい、何かを目覚めさせてしまう。同じ頃マイケルたちも所用で同じ場所にやってくるが、中から飛び出してきたナイト2000そっくりの車を目撃する。

 デボンの説明によれば、その車は解体されたと思われていたナイト2000のプロトタイプだった。ただし、車載コンピューターはキットではなく「カール」(K.A.R.R. (Knight Automated Roving Robot))という名前で、キットがマイケルの安全を最優先するのに対し、カールは「自分自身を守る事」が優先のため、人間の命令を聞くことも人命もさして考慮しない、という危険な存在だった。

 カールが動かすナイト2000は、マイケルたちのナイト2000と性能は全く同じで、特殊金属のボディのため、破壊はほぼ不可能だった。デボンたちは新開発のレーザー銃で車体前面のスキャナーを狙撃し機能停止させる作戦を立てるが、そのためには90メートル以内に近づいて2秒間照射する必要があった。

 一方、トニー&レブはカール+ナイト2000の驚異的な性能を利用し、次々と強盗を行なって大金を手に入れる。カールは二人に自分のメンテナンスのため、自分の量産品(=マイケルのナイト2000のこと)を整備している人間がいるはずなので連れて来いと指示し、トニーはボニーを誘拐する。しかし誘拐は行きすぎだと怒るレブをトニーが殴り倒し、トニーはカール+ナイト2000に乗って逃走する。マイケルはボニーを救出すると、トニーたちが宝石目当てに美術館へ向かった事を知り後を追った。二台のナイト2000は激突するが、マイケルたちはレーザーを外してしまい、カールは邪魔になったトニーを車外に放り出してそのまま逃走した。

 マイケルはカールのナイト2000にチキンレースを挑み、カールは最後の瞬間負けてハンドルを切ったため、そのまま崖から海に転落して車は大爆発した。マイケルはカールが自己保存を最優先していることを利用したのだった。事件のあと、キットは車庫で一人となった際に、兄弟がいなくなって少し寂しいとつぶやいていた。

感想

 ナイトライダーシリーズの人気悪役「カール」が初登場する回。ちなみにカールはこの後再登場するばかりか、リメイク版の「ナイトライダーNEXT」でも設定は別物ながらキットの敵役として登場する、という人気っぷりです。やはり主役メカと形と性能も同一の存在が敵になり対決する、というシチュエーションは燃えるものがありますね。

 カールの声は麦人氏で、妙に怒りっぽいカールのキャラクターにぴったり。また車体前面のライトが動くときの擬音も、キットのナイト2000は心地よい感じですが、カールのナイト2000ではなんとなく不気味というかそういう感じの音がして差別化が図られています。ちなみに、劇中では盗まれた車を丸ごとをカールと呼んでいますが、正確には「カールというコンピューターを載せたナイト2000」ですよね。まああの車丸ごとで一つのロボットと見なす気持ちもわかるわけですけど。

 さて、今回のエピソードですが、いつも通りシナリオに穴が多い(笑) まずカールのプログラムが危険だから封印されたという設定ですが、「だったらプログラムを消して別のプログラムをインストールすれば良いのでは?」という疑問が浮かぶわけです。もしくはコンピューター部分のみ取り外すとか、とにかく車体はそのまま使いまわしてそこにキットを入れればよかったのでは? まるでキットのナイト2000と対決するときの為に車体を残しておいたみたい(笑) また最後のチキンレースでも、カールがターボブーストを使って飛び越えたらそのまま逃げられてしまったのでは、とも思うしね。

 という野暮な疑問はともかく、アクションシーンは相変わらず凄い。併走する二台のトランザムで、スタントマンが片方の屋根からもう一方のボンネットに飛び移り、さらにそのまま伝って車内に乗り込むシーンとか怖すぎる。21世紀だったら「どうせCGだし」と涼しい顔で見ていられますが、この頃は生身で体を張っていましたからね。またいつもの様に建物のドアをぶち破って突っ込んでくるシーンも3回くらい有りましたし、さらにキットのナイト2000が建物のドアの前に停車すると、カールのナイト2000がそのドアをジャンプしてぶち破りながら飛んで車体を飛び越えていく、とか派手なシーンがてんこ盛りでした。いやー凄いわ。

 カールが離れたところにいるトニーとレブの会話を盗み聞きしているシーンは「2001年宇宙の旅」のHALを連想させたし、また整備する人間を連れて来させるくだりは「大鉄人17」でコンピューター・ブレインが開発者の佐原博士を呼びつけるブレインプログラム編を連想させたし、色々と楽しい話でした。

※他のエピソードはこちら→「ナイトライダー シーズン1」あらすじ・感想まとめ

ナイトライダーシリーズの紹介はこちら→「ナイトライダー」シリーズ作品まとめ