感想:アニメ「ブブキ・ブランキ」第7話「首なしブランキ」


TVアニメ「 ブブキ・ブランキ 」 オープニングテーマ「 Beat your Heart 」【通常盤】

関連サイト→ブブキ・ブランキ | BUBUKI/BURANKI http://bbkbrnk.com/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】

第7話 首なしブランキ

あらすじ

 東は遭遇したブランキが10年前「宝島」で自分たちを襲撃したブランキだと気が付く。東たちは勇躍して王舞で首なしブランキに挑むが、一瞬で敗れ去る。東たちは気が付いていなかったが、今の王舞は本来の姿からは程遠い不完全な状態だった。

 四天王もそれぞれブブキで首なしブランキに立ち向かうが、全く相手にならない。東たちは絶美から、このまま首なしブランキを放置すれば、世界が破滅すると教えられる。かつて人類は何度もブランキよって破滅の危機を迎えていたという。

 やがて礼央子が炎帝で到着し、首なしブランキを迎え撃つが、手足の無い状態では互角に戦うのが精一杯で、決着が付かない。東たちは絶美の提案で自らの持つ王舞の手足を炎帝に貸し、その手足を使って炎帝は首なしブランキを一蹴した。戦いの後、礼央子たちは王舞の手足を返すとそのまま引き上げていった。

 柊たちは今後向かうべき道を見失い、打ちひしがれていたが、東は破壊された首なしブランキが宝島にいたる路線を映し出していることに気が付く。東たちは、その地図が正しい事に賭け、路線の先にある島を目指す事にした。その姿を謎の人影が見つめていた。

感想

 久々の巨大ロボバトル回。まあ盛り上がったことは間違いないのですが、こうなると「今まで数回やっていたブブキ戦ってなんだったの」という疑問が生じてしまうのは致し方ないのでは。主人公チームと四天王のキャラ付けを、話を停滞させずに行なうための準備期間、というのが透けて見えてしまって、なんだかなぁという感じ。

 目的不明の首なしブランキがノシノシ歩き回る姿を見て、「このシーンはどこかで見たような……?」と悶えていたのですが、突然パッと思い出しました。「THE ビッグ・オー」のメガデウスですよ。特に第一シーズン最終話で海の向こうからメガデウス三体が上陸してくるあの展開が、今回の話に凄く似ているような気がしました(※あくまで個人の感想です)。

 東たちが王舞のコクピット(?)にはいって、四人は座って東だけ立っている、という姿は「戦隊物の巨大ロボの操縦席かよ」みたいなツッコミを入れたくなる珍妙振り。まあ五人とも座っているのも、または立っていても、やはり違和感は有ると思いますけどね。というかコクピットがあるという設定が間違いだと思う。アニメ版ジャイアントロボみたいに、肩の上あたりに立っているべき。

 首なしブランキを倒した後、礼央子たちがそのまま引き上げるってなんなの? ついさっきまで東たちを追い掛け回していたくせに、突然興味がなくなったみたいな。「王舞の手足を貸してもらったから」とかいう借りが有るから? 「それはそれこれはこれ、首なしを倒したから休戦はおしまいだ」と襲い掛かるのが普通だと思うけどなぁ。

 最後に出てくる謎の美少女(多分)。全12話なのに、後半戦に入ってから新キャラ出してきたりして、まともに話が収束できるのか疑問視せざるを得ないですよ。まあどうせ「ブランキとは一体何なのか」とかは絶対解明されないと思いますけど。