感想:アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」第8話:ベタ過ぎる幽霊屋敷モノなのにクッソ面白い


TVアニメ『この素晴らしい世界に祝福を! 』オープニング・テーマ「fantastic dreamer」【通常盤】

アニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』公式サイト http://konosuba.com/
スニーカー文庫公式サイト http://sneakerbunko.jp/series/konosuba/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】

第8話 この冬を越せない俺達に愛の手を!

あらすじ

 寒風吹きすさぶ冬にもかかわらず、貧乏なカズマたちは暖を取る薪にすら事欠く有様だった。カズマは現状を打破すべく、マジックアイテム屋を営むウィズ(堀江結衣)を訪ねる。ウィズは実は人間では無くウィッチで、しかもノーライフキングというアンデッドの王であり、以前に色々あってカズマたちと知り合いになっていた。カズマは、パーティのバランスの悪さを改善するため新しいスキルを習得しようと、ウィズから相手の生命力を吸収したり、逆に送り込んだりする能力を習う。

 ウィズの告白によれば、ウィズは魔王軍の八大幹部の一人で、先日死んだデュラハンのベルディアは同僚だったという。アクアは八大幹部を全員倒せば魔王城への道が開けると知り、とりあえずウィズを始末しようと言い出すが、カズマは冷静に今のレベルではどうせ魔王に勝てないと言ってアクアを止める。

 さらにカズマはウィズの元に持ち込まれた幽霊屋敷の除霊クエストを譲ってもらい、パーティーで屋敷に乗り込む。アクアはアークプリーストの力で除霊など楽勝だと自信満々だったが、アクアが一人で除霊している間にカズマとめぐみんは悪霊が取り付いた人形に追い回されてエライ目に。

 翌日、カズマたちはギルドから除霊の報酬を受け取るが、そもそも件の屋敷が幽霊だらけになったのは、アクアが屋敷近くの墓場に結界を張って霊を追い出したせいだと判明、良心が咎めた二人は報酬を返上する。しかしとりあえず除霊の返礼で屋敷を借りることができ、ようやく冬を越すめどが付くのだった。

脚本:中村浩二郎


感想

 新キャラ「ウィズ」の登場の仕方がえらく唐突で面食らったものの(出会いの話が原作の番外編か何かで有ったとか?)、そこはあまり気にならず。そんな細かい事は、弱い相手には徹底的に強気に出るアクアの性格の悪さとか、デュラハンがウィズの足元に首を転がして「ストラーイク! いろんな意味でストラーイク!」と快哉を叫ぶ場面とかのシーンで頭から吹っ飛びましたわ(笑)。

 後半パートも「幽霊屋敷で不気味な西洋人形に追い回される」→「カズマとめぐみんがトイレを巡って口論する」とかドリフのコント並みのベタさなのですが、王道だからこそクッソ笑えて、ホントにおかしくておかしくて仕方なかったです。カズマ「離してくれ。さもないと俺のズボンとこの部屋のじゅうたんが大変な事になる」、めぐみん「行かせませんよ、私もカズマが用を足そうとしているところを後ろからゆらすくらいできますから」とかいう漫才に腹を抱えて笑いました。

この素晴らしい世界に祝福を!     あぁ、駄女神さま (角川スニーカー文庫)