感想:小説「災厄のスプーディ」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 507巻)(2015年10月22日(木)発売)


災厄のスプーディ (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-507 宇宙英雄ローダン・シリーズ 507)

災厄のスプーディ (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-507 宇宙英雄ローダン・シリーズ 507)

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災厄のスプーディ (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-507 宇宙英雄ローダン・シリーズ 507) 文庫 2015/10/22
H・G・エーヴェルス (著), 工藤 稜 (イラスト), 若松宣子 (翻訳)


応答しない第十七艦隊ネストの偵察に派遣されたベッチデ人三名が、そこで見たものは?


惑星クラトカンでサーフォ・マラガン、ブレザー・ファドン、スカウティのベッチデ人三名が搭乗したクラン艦《ブロッドム》は、目的地の第十七艦隊ネストに近づいた。だが、着陸許可を要請してもネストからまったく応答がない。《ブロッドム》第一艦長ダクシエルは、未知の敵に攻撃されたのではないかと不審に思い、ベッチデ人三名を偵察に出す。三名は搭載艇でネストに到達するが、そこは不気味な静寂に支配されていた!


発売日 = 2015年10月22日(木)
サイクル= 第16サイクル「宇宙ハンザ」


【※以下ネタバレ】


内容

◆1013話 災厄のスプーディ(H・G・エーヴェルス)(訳者:若松宣子)

 ベッチデ人三人を乗せたクラン船は基地「第十七艦隊ネスト」に到着するが!?

 久しぶりのベッチデ人話。三人組の行くところには、図ったようにトラブルしか無いのだった……、84ページ目で、クラン技術のパワードスーツ的な物「戦闘装甲」が登場したのにはちょっとときめきました。



◇1014話 すべては《ソル》のために(H・G・エーヴェルス)(訳者:若松宣子)

 ベッチデ人三人は巨大宇宙船を目指し旅立つが!?

 ジャングル惑星を延々と旅するだけの話。ジャングル探検+本筋には関係しない謎の異星文明、と、ローダン・シリーズでおなじみの引き伸ばし回でした。そして「これから!」というところで「続く」なんだもんなぁ。



 前半はネスト探検がそこそこ盛り上がりましたが、後半はただの引き伸ばし回でダメダメでした。



表紙絵

 メインはベッチデ人三人の横顔。背景は《ソル》と惑星。


あとがきにかえて

 担当は「若松宣子」氏。全1ページ。和歌山で生まれたパンダ「桜浜(おうひん)」と「桃浜(とうひん)」の名付け親になったという話。


次巻予告

 次巻は508巻「賢人の使者」(マリアンネ・シドウ&クラーク・ダールトン)(2015年11月6日(金)発売予定)。


おまけ

 あらすじネタバレ版はこちらへ。

ペリー・ローダンへの道
http://homepage2.nifty.com/archduke/PRSindex.htm