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感想:アニメ「ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜」第10話「ジャバウォックの鑑札」


TVアニメ『ハルチカ~ハルタとチカは青春する~』OP主題歌「虹を編めたら」

アニメ『ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜』公式サイト http://haruchika-anime.jp/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】

第10話 『#10 ジャバウォックの鑑札』

あらすじ

 7月。吹奏楽部は地区予選出場のため会場入りしていたが、チカは会場の外で記者の渡邊に声をかけられる。渡邊は草壁の過去を知っており、記事にするため近づいてきたのだった。そこにハルタチベタン・マスティフという犬を連れて現われる。ハルタによればこの犬は飼い主不在でうろついていたので、自分のものにするのだという。チベタン・マスティフは数百万から数千万の値が付く高価な犬と聞き、チカは驚く。

 そこに青年と少女が現われ、それぞれ自分が飼い主なので犬を渡せと言ってくる。渡邊は状況を面白がり、この状態を上手く解決したら、草壁を追い回すのを止めてもいいと提案してきた。ハルタは二人の言い分を調べるが、どちらが本物なのかという決定的な証拠は見つからない。青年はハルタがコンクールの出場者だと知り、自分に渡さなければあること無い事コンクールに密告してやると脅しをかけてきた。

 進退窮まったハルタだったが、そこに草壁が現われハルタを激励する。草壁は少女から「鏡の国のアリス」という手がかりを引き出し、ハルタが犬の首輪のタグを鏡で映し、「PIE SIMATA」という字か実は「ATAMI2314」という鏡文字で、多分犬鑑札の番号だと看破する。少女は両親の離婚で母親と音信普通になっており、このタグは母親が自分の住所を知らせるための遠まわしのメッセージらしかった。ハルタたちが気が付くとニセ飼い主の青年は既に逐電しており、事件を面白がった渡邊は今回は記事にするのは見逃すといって立ち去る。

脚本 : 吉田玲子


感想

 評価はギリギリ○(謎解きだけなら△)。


 エピソードは謎めいた草壁の過去に一歩踏み込んだ話で興味深かったものの、謎解き自体は「謎解きのための謎解き」という感じで、かなり無理やり感が強く、不自然極まりないという印象だった。

 例えば、ニセ飼い主が「自分が本物だ」と主張しているところに、本物の飼い主の女の子の親が現われて証明する書類や一緒に写っている写真などを取り出してきたら、もうその場でアウト、両手にお縄がかかるわけであり、そんな危険を冒すだろうか。また犬のウンコまで周到に用意していた、というのも、カンタンに本物ニセモノの区別をつけさせないためのわざとらしい設定という感が強かった。

 とどめで、犬の首輪の名前が実は鏡文字だった、というのも、ハルタが気が付かなければ女の子には永遠に伝わらなかった訳で、手が込みすぎかつ不自然という印象を受けた。

 これが推理クイズで『怪しいところを探せ』というお題を解くという物ならば問題もないだろうが、一つのストーリーとしてはかなり不自然だった、という評価しか出来なかった。

 まあ探偵でも無い学生が遭遇する謎解きだから、こういう「ちょっと無理っぽい展開」になるのも致し方ないのかもしれない。


TVアニメ「ハルチカ~ハルタとチカは青春する~」ED主題歌「空想トライアングル」