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感想:アニメ(OVA)「ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow」第3話「アルンヘムの橋」(2015年7月発売)

「ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow vol.3 アルンヘムの橋」秘め歌コレクション

ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow http://w-witch.jp/
放送 AT-X。全3話。

【※以下ネタバレ】

ヴェネツィア上空に突如として現れた、巨大ネウロイの巣に対し、
1945年7月、連合軍はその総力を上げてオペレーション・マルスを実施。
第501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」の赫奕たる活躍により、
巨大ネウロイの巣は消滅、ヴェネツィアは解放された。
その後、同部隊は解散、ウィッチたちは世界各地へと帰還したのだった。

それから半月後―――
ウィッチたちは今も世界の空を駆けている
それぞれの大切なモノを守るために―――


※他のエピソードはこちら→ vol.1 サン・トロンの雷鳴 | vol.2 エーゲ海の女神

第3話 アルンヘムの橋(2015年7月31日(金)発売) (2016年3月23日(水)放送)

あらすじ

戦火に包まれたガリアを復興するために尽力するペリーヌとリーネ、そしてアメリーの3人。 ある日リーネは港で戦災孤児の兄妹・ユリウスとローズを保護する。 暫くの間、二人の面倒を見ることになったペリーヌだが、ある事件がきっかけでユリウスが一人 故郷の実家へと向かってしまう。 心配したペリーヌとリーネは、ネウロイ掃討作戦中のアルンヘムに向かうのであった―――

http://w-witch.jp/story/?page=vol3

 オペレーション・マルスの成功でヴェネツィアが解放された後、ストライクウィッチーズは解散した。既にネウロイはカールスラントのアルンヘム辺りまで押し戻されており、ペリーヌはガリアの領地の復興の為に働いていた。ある日ペリーヌたちは戦災孤児の兄妹ユリウスとローズの面倒を見ることになる。ユリウスたちは元々アルンヘムに住んでいたが、救援に来るはずだったウィッチ隊が来援せず、父親が死んでしまったことからウィッチを憎んでおり、ペリーヌたちは自分たちがウィッチだと言い出せない。

 ユリウスは実家に置いてきた妹の熊のぬいぐるみを取り戻そうと、ある日軍事物資を積んだトラックに隠れてアルンヘムまで行ってしまう。それを知ったペリーヌとリーネは後を追おうとするが、ストライカーはアルンヘム基地に修理に出してしまっていた。二人はジープでアルンヘムに急行し、ペリーヌはユリウスを見つけるが、巨大ネウロイに襲撃され危機に陥る。そこにリーネがストライカーで現われ、ペリーヌとリーネは共同でなんとかネウロイを倒す。

 戦いの後、ペリーヌは戦災孤児のための教室を開き、生徒第一陣としてユリウスとローズが学ぶ事になった。そこに芳佳から手紙が届き、医者の勉強のためまた欧州に行く事になったと書かれていて、リーネが慌てているシーンで「つづく」。



感想

 評価は○。

 ぱんつ美少女が空を乱舞する美少女+ミリタリーアニメ「ストライクウィッチーズ」(通称ストパン)のOVA第三弾(2015年7月31日(金)発売)。前2作とは作りを変えており、思っていたよりは楽しめた。


 第二期最終回の後、貴族のペリーヌはガリアの領地に戻って復興にまい進する日々。そんな彼女は戦災孤児の兄妹ユリウスとローズの面倒を見ることになり、イタズラ三昧のユリウスに悩まされつつも、平和な日々を満喫する。しかしユリウスはある理由でウィッチを憎んでいた……


 今までのストパンは、テレビシリーズ・劇場版・OVAのほぼ全てで「軍隊内/兵士同士の話」に終始していたのに対し、今回のエピソードは軍隊以外のキャラとの物語が描かれたのは新鮮だった。まあ、とは言ってもその内容は、

・ユリウスにノミがいるのを見てペリーヌが殺虫剤を持って追い回す
・ペリーヌが風呂に入っていると、ユリウスがカエルを放り込んできて、ペリーヌが悲鳴
・ペリーヌが寝ている隙にユリウスが顔に髭を書き、翌朝ペリーヌが仰天

 みたいな昭和アニメ級のエピソードの連発ではあったわけだが……


 後半、前線の実家に戻ったユリウスがネウロイに襲われたところをペリーヌが助けに来て、怪我をして動けなくなったペリーヌが自分が囮になってユリウスを逃がそうとしたり、とかいう展開も、この手の戦争物では使い古しな流れではあったが、「ストパンでは」今までにこういう話は無かったのでそれなりには楽しめた。今までの2作の、ストライカーでぱんつ少女を飛ばして空戦をさせておけばそれで良いだろう的な粗雑な作りよりは多少良心的だった様に思う。しかしまあ、一番印象的な場面は、ペリーヌがユリウスを抱えてジャンプして空中一回転する際に股間がドアップになる場面だったので、やっぱぱんつ頼りのアニメだなぁという印象は拭えなかったりしたわけだが。


 ところで笑ったのが、エイラ&サーニャの北欧勢の扱いである。OVAの企画が全三部作でこの二人を生かすエピソードが作れなかったので、今回の最後に同僚と雑談をしているシーンで無理やり出番を作って顔見せしていたというのが哀れというか何というか……、この扱いは、二人はストパンキャラの中では人気が無いという事なのだろうか。まあ地味でペリーヌたんには明らかに負けていると思うが……


 それと今回のOVAの最後が「つづく」と堂々と書いてあったのも苦笑ものだった。まあ劇場版のストーリーに続く、という意味合いなのだろうが、三部作最終巻で「つづく」表示というのは、物凄く間抜けっぽい感じが否めなかった。もう少し考えて作ればよかったのに。


 しかしまあ、この話はお気に入りのペリーヌが大活躍してくれたので、他のエピソードよりは満足度が高かったので、良しとしたい。



※他のエピソードはこちら→ vol.1 サン・トロンの雷鳴 | vol.2 エーゲ海の女神

<スタッフ>
原作:島田フミカネ & Project Kagonish
監督・アニメキャラデザイン:高村和宏
キャラクター原案:島田フミカネ
シリーズ構成:ストライカーユニット
世界観設定・軍事考証:鈴木貴昭
メカニックデザイン・メカ総作画監督:寺尾洋之
アニメーション制作:SILVER LINK.


<キャスト>
ペリーヌ・クロステルマン 沢城みゆき
リネット・ビショップ 名塚佳織
アメリー・プランシャール 矢作紗友里
宮藤芳佳 福圓美里
エイラ・イルマタル・ユーティライネン 大橋歩夕
サーニャ・V・リトヴャク 門脇舞以
ニッカ・エドワーディン・カタヤイネン 高森奈津美
アレクサンドラ・I・ポクルイーシキン 原由実
ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ 田中理恵
坂本美緒 世戸さおり
ナレーション:郷田ほづみ

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