感想:アニメ(映画)「たまゆら〜卒業写真〜」「第3部 憧-あこがれ-」(2015年11月公開)


「たまゆら~卒業写真~」第3部 憧-あこがれ- [Blu-ray]

たまゆら〜卒業写真〜」公式サイト http://tamayura.info/
放送 AT-X

【※以下ネタバレ】

沢渡楓は少し内気で写真が大好きな女の子。父親の遺したカメラで楓が撮る写真は、見る人を幸せな気持ちにして、心と心をつないでいきます。


高校入学を機に、瀬戸内海にある父親との思い出の町・竹原へと引っ越してきた楓は、幼なじみの塙かおると再会。岡崎のりえ、桜田麻音という新しい親友もできました。4人は高校1年、2年と一緒の時間を過ごしながら、さまざまな経験や出会いを重ねて、それぞれに一歩一歩、成長してきたのでした。


OVAたまゆら』、TVシリーズ『たまゆら〜hitotose〜』、『たまゆら〜もあぐれっしぶ〜』に続く新シリーズ『たまゆら〜卒業写真〜』は、2015年4月の第1部を皮切りに全4部作として劇場で上映。楓たちの高校生活最後の1年を描く完結編となります。

http://tamayura.info/story


※他の部の感想はこちら→第1部 第2部 第4部

第3部 憧-あこがれ- (2016年3月27日(日)放送)

あらすじ

同級生たちが次々に志望校を決めていく中、物語、イラスト、音楽、芝居など興味のあることが多すぎて、いまだに進路に迷い続けている麻音。両親が大崎下島で営んでいる実家の旅館のどか亭を継ぐことも、たくさんある夢の1つだった。ところが、三者面談の場で、父親が旅館を継がせるつもりはないと宣言。突然の父の言動に、麻音は困惑する。


そして、竹原の町並み保存地区が竹灯りで照らされる「憧憬の路」の日。楓が使い続けてきた父の形見のカメラ・ローライ35Sが、また故障してしまう。日の丸写真館の店主マエストロは、すぐに直せると言うが、楓の心はなぜか落ち着かない。そして、かおるたちも、どこか普段と違う楓のことが気にかかるものの……。

 秋。多趣味な麻音は、物語、絵、演技などやりたいことが多すぎて、今だ進路が決まっていなかった。麻音は三者面談で、両親の旅館を継ぐことも考えていると口にするが、父親からは絶対に旅館は継がせないと言われてしまい、猛反発する。麻音は父親を説得するため大崎下島に戻る事を決め、楓・かおる・のりえも同行する。ところが帰ってみると、父親は片足を骨折しており、しかも旅館は借金を抱えているらしいと知る。麻音は父親が旅館を継がせないといったのは自分に借金を背負わせないためだったと悟る。麻音は両親に、大学で経済の事を学んで旅館を建て直す、と力強く宣言したが、すぐに借金というのはただの勘違いだったと分かり呆然となる。父親は子供の頃に麻音が旅館を告ぐといっていた事を憶えていて、その約束に縛られているのかと心配していただけだった。麻音はまたやりたいことが次々と出てきてしまい、相変わらず進路が決まらないままでした。


 また竹原に「憧憬の路」の時期がやって来た。楓は写真の勉強のため広島の学校を目指すことに決めていた。しかし、かおるは楓の行動がどことなくおかしいことに気が付く。楓は亡き父親の友人夏目と久しぶりに再会するが、夏目は楓が写真家の志保美りほに影響を受けたというのに、進路の事について相談したことが無いと聞き、もっと他人を頼ってもいいのではないかとアドバイスする。かおるは、楓が東京に行ってりほの側で学びたいのに、今の友達との関係を崩したくなくて、無理やり広島の学校に決めようとしていることに気が付く。


感想

 たまゆら映画四部作の第三弾。

 前半パートは第二部同様のお笑いストーリーですが、後半パートは重い展開となってまいりました。4月公開の第四部、たまゆら全ストーリーの完結編では楓の旅立ちが描かれる事になるのでしょうね。


※他の部の感想はこちら→第1部 第2部 第4部

少しずつ少しずつ
いつのまにか変わっていく
あたりまえだった毎日



<スタッフ>
原案・監督・シリーズ構成:佐藤順一
脚本:ハラダサヤカ、山田由香
キャラクターデザイン・総作画監督飯塚晴子
作画監督:丸山修二、野田智弘
美術監督:田尻健一
色彩設計:川上善美
撮影監督:和田尚之
音楽:中島ノブユキ
音楽制作:フライングドッグ
制作:TYOアニメーションズ



<キャスト>
沢渡楓:竹達彩奈
塙かおる:阿澄佳奈
岡崎のりえ:井口裕香
桜田麻音:儀武ゆう子
三谷かなえ:茅野愛衣
三次ちひろ:寿美菜子
ともちゃん:東山奈央
進藤巧美:内田彩
前川すずね:飯塚麻結
志保美りほ:葉月絵理乃
塙さよみ:大原さやか
ももねこ:福井裕佳梨
沢渡香:宮本佳那子
篠田こまち:広橋涼
堂郷和太郎:間島淳司
麻音の父:古川登志夫
麻音の母:平野文
夏目望:緑川光
マエストロ:中田譲治

http://www.at-x.com/program/detail/7055