紹介:あらすじ(ネタバレ):小説「孤高の種族」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 515巻)(2016年2月24日(水)発売)


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孤高の種族 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-515 宇宙英雄ローダン・シリーズ 515) 文庫 2016/2/24
クルト・マール (著), 工藤 稜 (イラスト), 林 啓子 (翻訳)


クラン人たちの艦隊が宇宙空間で発見した、直径4000光年の範囲にひろがる構造物とは?


新銀河暦424年。ヴェイクオスト銀河におけるクランドホテル公国の支配は、惑星クランから五万光年はなれたダイバン・ホースト宙域にまでおよんでいた。その近傍宙域にネストを持つクランドホル公国の第二十艦隊が、宇宙空間で巨大な未知構造物を発見する。宇宙要塞に似た形状の物体がぜんぶで二千あり、直径四千光年もの範囲にひろがっているのだ。艦隊司令官であるクラン人マソは、小型搭載艇をその偵察に向かわせたが!?

【※以下ネタバレ】



◆1029話 孤高の種族(クルト・マール)(訳者:林 啓子)

 クラン人は領土拡張の最中、二千もの宇宙要塞が密集する宙域を発見した。クラン人は要塞内の知性体と接触を試みるが悉く無視され、偵察コマンドを送り込んだものの、要塞の住人『マシノーテ』によって追い払われる。艦隊司令官は公爵グーに攻撃の許可を求めるが、グーは秘密兵器だといって司令官にベッチデ人のブレザー・ファドンとスカウティを送りつけた。(時期:不明)



◇1030話 過去マスター(クルト・マール)(訳者:林 啓子)

 ブレザー・ファドンとスカウティの前に、行方不明だったサーフォ・マラガンが帰ってくるが、性格が別人と化しており、行方不明の間の事も語ろうとしなかった。三人は宇宙要塞に乗り込み、要塞の過去を突き止める。この宇宙要塞群は太古に異銀河の種族が自分たちの遺産として作ったもので、コンピューターによって管理されていた。そのコンピューターが作った人工生物がマシノーテだった。マシノーテは自分たちの出自を知り、新しい生活を始めるために、要塞と共にどこかに旅立った。(時期:不明)