ドラマ「X-ファイル シーズン6」(全22話)のあらすじと感想のまとめです。
(※以下、ネタバレが含まれています。ご注意ください)
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※他のシーズンのあらすじ・感想まとめはこちら→シーズン1 シーズン2 シーズン3 シーズン4 シーズン5 シーズン7 シーズン8 シーズン9 X-ファイル 2016
■アメリカでの放送時期
1998年11月〜1999年5月(全22話)
■ストーリー展開
◆導入部
モルダーとスカリーはX-ファイルの仕事から外され、カーシュ副長官の下で通常の業務につかされる。一方、X-ファイル課が再開するものの、担当捜査官にはジェフリー・スペンダーとダイアナ・ファウリーが任命される。
◆中盤
秘密組織の幹部は、「エイリアン反乱軍」の攻撃により、スモーキング・マンを除いて皆殺しにされる。ジェフリー・スペンダーの進言で、モルダーとスカリーはX-ファイル担当に復帰するが、スペンダー自身は父親のスモーキング・マンを裏切ったために父に射殺される。
◆結末
アフリカで、地球の生命が異星人によって作られたことを示唆する「遺物」が発見される。しかしその確証を得ようとするモルダーは突如精神錯乱を起こし病院送りとなる。スカリーはアフリカへ飛び、異星人の宇宙船の残骸らしきものを発見する。
■登場人物
●フォックス・モルダー(デイヴィッド・ドゥカブニー)
FBI捜査官。第1話「ビギニング」でX-ファイル課の仕事から外されるが、第12話で復帰する。
●ダナ・スカリー(ジリアン・アンダーソン)
FBI捜査官。モルダーの相棒。モルダー同様に第1話「ビギニング」でX-ファイル課の仕事から外されるが、第12話で復帰。
●ウォルター・スキナー(ミッチ・ピレッジ)
FBI副長官。モルダーとスカリーの上司だったが、二人がX-ファイルの仕事から外されると同時に、スキナーも二人との接触を禁じられる。第12話以降は上司に戻る。
●カーシュ副長官(ジェイムズ・ピッケンズJr.)
FBI副長官。初登場は第1話「ビギニング」。モルダーとスカリーの新上司。二人がX-ファイル関連の事件に関わらないように、様々な妨害を行なう。スモーキング・マンとも繋がりがある。
●ジェフリー・スペンダー(クリス・オーウェンス)
FBI捜査官。スモーキング・マンの息子。父親の命令に従い、モルダーたちの行動を妨害する。第1話「ビギニング」で、モルダーたちに代わり、X-ファイル課の捜査官となる。その後、第12話「ファイト・ザ・フューチャー Part2」でスモーキング・マンを裏切ったため、実の父親に殺される。
●ダイアナ・ファウリー(ミミ・ロジャース)
FBI捜査官。モルダーの元彼女で、かつては仕事の上でもX-ファイル課でのモルダーの相棒だった。第1話「ビギニング」で、モルダーたちに代わり、X-ファイル課の捜査官となる。裏でスモーキング・マンと繋がっている。
●ローン・ガンメン
モルダーのオタク仲間三人組。
「メルビン・フロハイキー」(トム・ブレイドウッド)。一番背が低い
「リチャード・ラングリー」(ディーン・ハグランド)。長髪。凄腕のハッカー。
「ジョン・フィッツジェラルド・バイヤーズ」(ブルース・ハーウッド)。髭。一番長身。背広。
●スモーキング・マン(ウィリアム・B・デイヴィス)
秘密組織の幹部。
●アレックス・クライチェック(ニコラス・レア)
秘密組織の一員。モルダーの父親・スカリーの姉を殺した犯人。
●マリタ・コバルービアス(ローリー・ホールデン)
秘密組織の一員。第12話「ファイト・ザ・フューチャー Part2」で、組織を裏切ったため、ブラックオイルのワクチンの実験台にされていた事が判明する。
■あらすじ・感想リスト
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話数 | タイトル | 原題 | 評価 |
---|---|---|---|
01 | ビギニング | THE BEGINNING | ○ |
02 | 迷走 | DRIVE | ○ |
03 | トライアングル | TRIANGL | △ |
04 | ドリームランド Part1 | DREAMLAND | ○ |
05 | ドリームランド Part2 | DREAMLAND II | ○ |
06 | クリスマス・イブの過ごし方 | HOW THE GHOSTS STOLE CHRISTMAS | △ |
07 | 愛児 | TERMS OF ENDEARMENT | △ |
08 | レイン・キング | THE RAIN KING | △ |
09 | S.R.819 | S.R.819 | ○ |
10 | ティトノス | TITHONUS | ○ |
11 | ファイト・ザ・フューチャー Part1 | TWO FATHERS | ◎ |
12 | ファイト・ザ・フューチャー Part2 | ONE SON | ◎ |
13 | アグア・マラ | AGUA MALA | ○ |
14 | 月曜の朝 | MONDAY | ○ |
15 | スイート・ホーム | ARCADIA | △ |
16 | 絶滅種 | ALPHA | × |
17 | 電界 | TREVOR | △ |
18 | ミラグロ | MILAGROR | × |
19 | アンナチュラル | THE UNNATURAL | ○ |
20 | 荒野の三人 | THREE OF A KIND | ○ |
21 | トリップ | FIELD TRIP | ○ |
22 | 創世記 | BIOGENESIS | ◎ |
■シーズンを通しての感想
スタッフが深刻なネタ切れに苦しみだした、ということがはっきりと感じられたシーズンでした。異星人関連エピソード「ファイト・ザ・フューチャー」二部作と「創世記」は逸品でしたが、それ以外の単発系のエピソードが実に低調で、目を引く作品が殆ど無し(愛児、絶滅種、電界、ミラグロなど低品質回多し)。
さらに悪い事に、このシーズンはユーモア・冗談系のエピソードをこれでもかと乱発しており(トライアングル、ドリームランド Part1・2、クリスマス・イブの過ごし方、レイン・キング、アンナチュラル、荒野の三人)、視聴するたびに「またスタッフのお遊び話か……」とげんなりさせられました。この手の話は一シーズン当たり1話で十分だと思います。
全体に低調なシーズンでした。