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感想:海外ドラマ「X-ファイル シーズン6」第18話「ミラグロ」


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■ディーライフ/Dlife X-ファイル シーズン6 http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s6/
放送 Dlife。全22話。

【※以下ネタバレ】


※シーズン6の他のエピソードのあらすじ・感想はこちら→「X-ファイル シーズン6」あらすじ・感想まとめ

第18話 ミラグロ MILAGRO

あらすじ

http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s6/
EP18 ミラグロ
何の傷痕もなく、心臓を摘出するという殺人事件が起きた。その検死報告を持ってモルダーの部屋を尋ねたスカリーは、エレベーターの中で、ある男に凝視される。その男とは?

 お題は「心霊現象(小説の登場人物の実体化)」。


 人間の心臓をえぐり出して殺すという殺人事件が二件発生するが、遺体に外傷が無い事から、モルダーはこれは心霊手術だと推測する。同じ頃モルダーのアパートの隣室に自称作家のパジェットが引っ越してくるが、パジェットはスカリーのストーカー的存在で、彼女をよく知っており、スカリーに会うために引っ越して来たという。パジェットはスカリーに、心臓をかたどったスペインのお守り「ミラグロ」を贈るが、そのためモルダーはパジェットを殺人事件の犯人と疑うようになる。

 モルダーがパジェットを逮捕して調べてみると、パジェットの書いている小説は、実際に起きている心臓摘出殺人そのままの内容だった。しかしパジェットは単に思いついたことを書いただけだと容疑を否定する。そして拘禁中に新しい殺人物語を書くが、その内容通りの殺人がまた発生する。モルダーたちはパジェットに共犯者がいると思い泳がす事にした。

 やがてパジェットの前に真犯人の「ケン・ナシアメント」が現れるが、それはパジェットの小説の中のキャラクターが実体化したものだった。ナシアメントはパジェットに、パジェットはスカリーにふられたから小説の結末はスカリーの死にしろとそそのかす。直後スカリーはナシアメントに襲われるが、パジェットが原稿を燃やすとナシアメントは消える。その後パジェットは自分で心臓を抉り出して自殺した。


監督 キム・マナーズ
脚本 フランク・スポトニッツ&ジョン・シバン


感想

 評価は×。


 「スカリーが女性である事をやたら強調する」「薄気味の悪いゲストキャラがスカリーに言い寄り、スカリーもまんざらでも無さそうな素振りを見せる」という展開から、シーズン4・第13話「タトゥー」を連想したが、タトゥー同様につまらない話だった。

 最初から最後までテンポがだるい上に、真犯人が「パジェットの書いた小説のキャラが実体化したもの」という真相は「ハァ?」だし、パジェットが小説を焼き捨ててスカリーを救うという展開も見えていた。そして、最後にパジェットが何故唐突に自殺したのかも理由が解らない。

 シナリオライター陣の告白によれば、パジェットは彼らの投影であり、パジェットに起きた悪夢的な出来事は彼ら自身にもいかにも有りそうな事なのだという。そんな内輪受けの様なシナリオを差し出されても、視聴者としては困惑するばかりである。とにかく徹底的につまらない話だった。

 ちなみに、サブタイトル「ミラグロ MILAGRO」は、劇中でも語られていたが、スペイン語の奇跡という意味であり、またスカリーに贈られたお守りのことでもある。あまり適切なサブタイトルとは思えないのだが……