紹介:あらすじ(ネタバレ):小説「ヴァマヌ来訪」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 522巻)(2016年6月9日(木)発売)


ヴァマヌ来訪 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-522 宇宙英雄ローダン・シリーズ 522)

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ヴァマヌ来訪 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-522 宇宙英雄ローダン・シリーズ 522) 文庫 2016/6/9
H・G・エーヴェルス (著), H・G・フランシス (著), 工藤 稜 (イラスト), シドラ房子 (翻訳)


新銀河暦425年1月、M-19から接近してくる奇妙なアステロイドが観測されて以来、テラでは動植物が異常な知性の向上を見せたりヴィールスに関するデータや細胞プラズマが盗まれたりしていた。これらの不可解な事件を解明すべく、ローダンと側近たちはアステロイドの調査にとりかかる。だが調査に協力していたアラスカ・シェーデレーアが何者かに拉致されてしまった。やがて、グッキーが目撃した犯人の意外な正体とは?

【※以下ネタバレ】



◆1043話 ヴァマヌ来訪(H・G・エーヴェルス)(訳者:シドラ房子)

 地球に謎の存在が潜伏していることが判明し、ローダンたちは苦労の末その相手との接触に成功した。その存在は「アヴァタル種族」の「ヴァマヌ」で、コスモクラートの命令でヴィールスインペリウムの部分的再建に関わっていた。ところが500年前に不慮の事故で基地にしていた小惑星に帰還できなくなり、その間に何者かが基地内のヴィールスを改造したという。ヴァマヌの協力で、地球に怪現象を引き起こしていたヴィールスの治療薬が開発され、またヴァマヌは危険な小惑星を消滅させ地球を去った。ヴィールスを改造したのは、「ダルゲーテン」種族の「物質暗示者」だったが、既に死んでいた。(時期:NGZ425年2月4日〜7日とその前後)



◇1044話 黒の力(H・G・エーヴェルス)(訳者:シドラ房子)

 (1034話からの続き)。《バジス》乗っ取りを企むトロトとブルーク・トーセンは、船の故障を理由に《バジス》に入り込んだ。船員たちはローダンの警告でトロトたちを見張るが、姿無き第三の工作員の暗躍により《バジス》は危機に陥った。謎の工作員とは、トロトが使用する未知文明の産物「手袋」だった。しかし船員たちは《バジス》を奪回し、トロトたちは目的を果たせないまま逃走した。(時期:不明。NGZ424年12月頃?)