感想:映画「戦略大作戦」(1970年:アメリカ)

戦略大作戦(初回生産限定) [DVD]

NHK BSオンライン http://www.nhk.or.jp/bs/t_cinema/
放送 NHK BSプレミアム 2014年11月12日(水)

【※以下ネタバレ】

クリント・イーストウッドテリー・サバラスドナルド・サザーランドが敵地から金塊を盗み、大もうけしようとするアメリカ兵をユーモラスに演じる娯楽戦争活劇の傑作。


第2次大戦下のフランス戦線で、軍規からはみ出した無頼のアメリカ兵たちが、ドイツ占領下の小さな町の銀行から金塊を盗み出す様をブラック・コメディーの味わいで描く。捕虜となった敵軍の大佐に酒を振る舞い、千数百万ドルの金の延べ棒がドイツ占領区内の銀行に保管されていることを聞き出したケリーら一隊は、折しも3日間の休暇を与えられ、計画を実行することに…。

 

あらすじ

 第二次大戦終盤のフランス。アメリカ軍の兵士ケリーは、捕虜にしたドイツ将校を尋問し、前線から数十キロ向こうの町の銀行に、金の延べ棒14,000本(1,600万ドル相当)が眠っている事を知る。ケリーは金を手に入れるため、丁度3日間の休暇を与えられた同じ部隊の兵士たちとともに勝手に出撃する。ケリーたちは苦労の末、町のドイツ軍を壊滅させ、まんまと金を手に入れることに成功した。<完>

感想

 評価は○。

 第二次大戦を舞台にした戦争活劇映画。昔はこういう第二次大戦を舞台においた「活劇」が沢山あったものでした(特攻大作戦とか)。


 多分過去に一度見たことがあるはずなのですが、内容を完璧に忘れきっていました(タイガー戦車が砲塔を回そうとしてひっかかるシーンを覚えていた程度)。ウィキペディアの紹介を鵜呑みにして、コメディ映画だと思って見始めたら、人がガンガン死にまくる殺伐とした雰囲気にビックリ。この映画、全然お笑いでは有りませんでした。確かにオドボールとかは変人ですが、映画そのものが笑えるという訳ではなかったです。欲にかられた兵士たちによる活劇ではありましたが……

 昨今の映画とは違い話の起伏が少なく、いつの間にか町にたどり着いて、いつの間にか金を手に入れてハッピーエンド、という展開にはちと驚きました。クリント・イーストウッド演じるケリーが感情を全く表さないマシーンみたいな兵士なので、最後に突然裏切って「ごくろうだった、お前らはここで死ね、金は俺が一人で頂く、ウハハ」とか言い出すのかと思ってましたよ。

 まあ、それなりには面白かったですよ。
 

午後1:00〜3:24  BSプレミアム
プレミアムシネマ  「戦略大作戦
1970年・ アメリカ  KELLY’S HEROES


〔製作〕ガブリエル・カツカ、シドニー・ベッカーマン
〔監督〕ブライアン・G・ハットン
〔脚本〕トロイ・ケネディ・マーティン
〔撮影〕ガブリエル・フィゲロア
〔音楽〕ラロ・シフリン
〔出演〕クリント・イーストウッドテリー・サバラスドン・リックルズ、キャロル・オコナー、ドナルド・サザーランド ほか
〔英語(一部ドイツ語)/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ〕


ケリー二等兵 クリント・イーストウッド
ビッグジョー曹長 テリー・サバラス
オッドボール軍曹 ドナルド・サザーランド
クラップゲーム(サイコロ)軍曹 ドン・リックルズ

 
戦略大作戦(Blu-ray Disc)