感想:アニメ(新番組)「アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd」第1話「西から来た男」


「アクティヴレイド-機動強襲室第八係」オリジナルサウンドトラック

TVアニメ「アクティヴレイド -機動強襲室第八係-」公式サイト http://activeraid.net/
放送 BS日テレ。全12話。

【※以下ネタバレ】

サミット開催に向けた「宇宙エレベータープロジェクト」が急ピッチで進む、首都・東京。強化装甲<ウィルウェア>を使った犯罪に対処すべく創設された、警察庁警備局第五特別公安課第三機動強襲室第八係――通称<ダイハチ>は、ロゴ スによるテロから日本を救ったことで、今や日本中の注目を集める存在となっていた。しかしウィルウェアを悪用した犯罪は、その後もエスカレートす る一方……。新メンバーを迎えた黒騎たちダイハチの面々は、今日も知恵と勇気 と口八丁、そして民間警察の協力を得て凶悪事件に挑む! 決裁完了、 出動せよ !!

第1話 『File1 西から来た男』 (2016年7月10日(日)深夜放送)

あらすじ

 第八は、ロゴス事件での大活躍により世間からの見方が一転し、今では好意的に受け入れられていた。あさみは大坂に転任し、西日本を管轄とする「第九係」に勤務していた。また瀬名は警察を退職し、名古屋で廃品回収業者の社長になっていた。第八には、新人としてエミリア・エデルマンと鏑木まりもの二人が配属される。

 とある夜、女子高生に怪しげなウィルウェアが声をかけ、金持ちたちのギャンブルとして、用意したウェルウェアで五時間警察から逃げ切れるかどうか、というゲームに参加しないかと持ちかけてくる。もし成功すれば報酬は1000万円で、たとえ捕まっても300万円払うし、自分たちのルートですぐに釈放させるという。その話にのった女子高生は、翌日の昼から街中を暴走し始める。すぐさま第八が対処に向かうが、すぐに問題のウィルウェアが自爆テロ仕様だと気が付き、また監視カメラの録画から、乗っているのが女子高生だとわかる。

 ウィルウェアを止めるためには、背中のバッテリーをピンポイントで狙撃する必要があったが、第八にはスナイパーがいない。凜は民間の警察への協力という形で、瀬名を強引に呼び寄せ、オスカー1で狙撃させ、ウィルウェアを止める。結局事件解決後も瀬名は引き続き協力するという事で第八にとどまる事になった。


感想

 評価は△。

 今年1月から3月に放送されたアニメの第二期です。第一期は、キャラデザとか基本設定とか声優とか音楽とかは良かったのに、特撮畑出身のシナリオライターたちが書くストーリーがイマイチすぎて(特に5〜8話はクXシナリオの一言)、かなりもったいない感が強い作品だったのですが、第二期もその印象は全く変わらず。


 今回も、思いつくだけでも、

・主要キャラの瀬名とあさみが第八からいなくなっているのですが、それについての説明が実に不器用。

・新人二人が第八に配属されたのに、そのあたりのくだりがあっさり過ぎ。

・ゲストキャラの女子高生が事件を引き起こすにあたり、女子高生のキャラ説明が弱すぎ


 といった感じで、一言で言って「拙い」。はっきり言って、最近のアニメだったら、私があまり評価しないようなラノペ原作系アニメでももっとナチュラルにキャラ立てとかイベントとかをこなしていると思います。荒川稔久氏はかなりのキャリアを積んできたベテランなのに、何故このアニメではこの程度のものしか書いてくれないのか不思議ですよ。「どうしてこうなった?」と踊りたいくらい。


 あと、第一期のOPテーマ曲「Golden Life」はお気に入りだったのですが、今期はOP曲もイマイチで、ますます見る気力がそがれてくる……、今期は前期よりマシな話にしてくれますかねぇ?

スタッフ情報
【キャラクター原案】佐伯俊
【総監督】谷口悟朗
【監督】秋田谷典昭
【アニメーションキャラクターデザイン】西田亜沙子
【シリーズ構成】荒川稔久
【音楽】中川幸太郎
【3DCG制作】オレンジ
【アニメーション制作】プロダクションアイムズ



音楽
【OP】相坂優歌「セルリアンスカッシュ」
【ED】Liko(CV:黒沢ともよ)「Field Trip!!」



キャスト
黒騎猛:島粼信長
瀬名颯一郎:櫻井孝宏
花咲里あさみ:小澤亜李
エミリア・エデルマン:田村ゆかり
星宮はるか:石上静香
山吹凛:倉田雅世
鏑木まりも:田中あいみ
舩坂康晴:大川透
協会さん:鳥海浩輔
アビゲイル・マルチネス新井里美
協会様:速水奨
ミュトス:花江夏樹
稲城光太郎:緑川光
小湊恵理子:大原さやか
天野円:大西沙織
山吹陽:相坂優歌
Liko:黒沢ともよ