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感想:小説「アトランの帰還」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 524巻)(2016年7月7日(木)発売)

ペリー・ローダン


アトランの帰還 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-524 宇宙英雄ローダン・シリーズ 524)

http://www.amazon.co.jp/dp/4150120781
アトランの帰還 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-524 宇宙英雄ローダン・シリーズ 524) 文庫 2016/7/7
H・G・フランシス (著), ウィリアム・フォルツ (著), 工藤 稜 (イラスト), 嶋田洋一 (翻訳)


テラ近傍のヴェガ星系で建設されていた第六の時間転轍機は、ミュータントの活躍でなんとか破壊することができた。建設にたずさわっていたのは、サウパン人という謎の種族だ。グッキーやフェルマー・ロイドらテレパスがどれだけ探ってみても、その思考をまともにとらえることができない。グッキーらは捕虜にしたサウパン人のタッセルビルを二百の太陽の星の近くにあるコスミック・バザールのロストックに連れていったが!?


発売日 = 2016年7月7日(木)
サイクル= 第16サイクル「宇宙ハンザ」


【※以下ネタバレ】


内容

◇1047話 超越知性体の奴隷たち(H・G・フランシス)(訳者:嶋田洋一)

 ローダンたちは捕虜にしたサウパン人を詳しく調査するため、コスミック・バザールのロストックへと移送したが!?


 何故サウパン人を地球では無くロストックで調査するのか良く解りません。出店のコスミック・バザールが地球以上に環境が整っているとも思えないのですが……、そして謎の手袋が今回も大活躍。薄い手袋が飛びまわって暗躍している様にはちょっと笑ってしまいます。



◆1048話 アトランの帰還(ウィリアム・フォルツ)(訳者:嶋田洋一)

 200年前、アトラン率いる《ソル》がクラン人と接触するが!?


 フォルツ先生が書くエピソードだけに、シリーズのキーとなる話なのはいつもどおりですが、今回はアトランがローダンたちと別れてからの話が詳しく書かれていて凄く面白かった。またジョスカン・ヘルムートやガヴロ・ヤールといった懐かしい名前のキャラも過去の話の中で登場してちょっと嬉しかったり。ところで「アトランの帰還」というからには地球に帰ってくるのだと思っていたのですが、「アトランの(物語への)帰還」という意味合いだったのですね。

 さて、アトランが《ソル》に拾われてからクラン人と接触するまでの話も、実はドイツ本国では外伝的なシリーズとしてきちんと存在するそうです。そっちの話も読んでみたいですねぇ。



 前半はまずまず、後半は◎、のお話でした。


表紙絵

 メインはグッキー。背景は空飛ぶトロトの「手袋」。


あとがきにかえて

 担当は「嶋田洋一」氏。全3ページ。亡くなった奥様の七回忌について。


次巻予告

 次巻は525巻「ウルスフ決死隊」(クルト・マール)(2016年7月22日(金)発売予定)。


おまけ

 あらすじネタバレ版はこちらへ。

ペリー・ローダンへの道
http://homepage2.nifty.com/archduke/PRSindex.htm