紹介:あらすじ(ネタバレ):小説「アトランの帰還」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 524巻)(2016年7月7日(木)発売)


アトランの帰還 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-524 宇宙英雄ローダン・シリーズ 524)

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アトランの帰還 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-524 宇宙英雄ローダン・シリーズ 524) 文庫 2016/7/7
H・G・フランシス (著), ウィリアム・フォルツ (著), 工藤 稜 (イラスト), 嶋田洋一 (翻訳)


テラ近傍のヴェガ星系で建設されていた第六の時間転轍機は、ミュータントの活躍でなんとか破壊することができた。建設にたずさわっていたのは、サウパン人という謎の種族だ。グッキーやフェルマー・ロイドらテレパスがどれだけ探ってみても、その思考をまともにとらえることができない。グッキーらは捕虜にしたサウパン人のタッセルビルを二百の太陽の星の近くにあるコスミック・バザールのロストックに連れていったが!?

【※以下ネタバレ】


◇1047話 超越知性体の奴隷たち(H・G・フランシス)(訳者:嶋田洋一)

 ローダンたちは捕虜にしたサウパン人を詳しく調査するため、コスミック・バザールのロストックへと移送した。しかし、セト=アポフィスに支配されているイホ・トロトたちの船がロストック近傍に到着し、謎の「手袋」が単独でロストックに潜入すると口封じのためサウパン人を殺害した。さらに手袋はそのまま逃走した。(時期:不明。NGZ425年3月頃?)



◆1048話 アトランの帰還(ウィリアム・フォルツ)(訳者:嶋田洋一)

 (1041話からの続き)。220年前の3791年。アトランは《ソル》に発見されるが、3587年に物質の泉の彼岸に旅立ってからの記憶を失っていた。しかしコスモクラートから二体の超越知性体の衝突を防ぐために与えられた任務だけは憶えていた。

 200年前、3811年。アトランが指揮する《ソル》は、惑星クランに到着し、彼らに技術を与える代わりに惑星へ定住させてもらうという取り決めを交わした。アトランは密かに「クランドホルの賢人」となり、クラン人の発展を支援するため、歴代の公爵たちに知恵を授けてきたのだった。

 現在。アトランはスプーディの大群を切り離し、その役目はサーフォ・マラガンが引き継いだ。公爵グーは、謎の「賢人」は去り、自分が新たな賢人となることを国民に伝えた。マラガンは「助言者」として密かにグーを支えることになった。(時期:不明。西暦4011年頃?)