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感想:特撮「マイティジャック」(1968年) 第3話「燃えるバラ」


マイティジャック Vol.1 [DVD]

放送 CS放送・チャンネルNECO。全13話。

【※以下ネタバレ】

1968年・円谷プロ・60分・カラー・スタンダード

当時のテレビ史上最高額である1,000万超の製作費を投じて劇場映画級で取り組まれ、円谷プロの最高傑作とも評される本格特撮ドラマ。近代科学の粋をこらして建造された万能戦艦マイティ号に乗り込み、悪の組織・Qから現代社会を防衛する11人の勇者たちの活躍を描く。

第3話 燃えるバラ

あらすじ

 矢吹はMJの天田と桂を呼び出し、極めて精巧な偽札が国内で発見されたことを伝え、調査を命じる。既に当は偽ポンド札の調査のためロンドンに飛んでいた。しかし調査を始めたMJメンバーに、謎の女が爆発するバラで警告を与え、事件から手を引けと言ってくる。天田と桂は女を追うが、女はアジトを知られたことからQに始末され、東京が爆撃されるといって事切れる。マイティ号は東京上空でQの爆撃機を迎撃し、その飛行母艦もろとも破壊した。


感想

 評価は△。


 まるでダメとはいわないものの、面白いとは言い難い内容。偽札事件の捜査の割に、女が偽札を刷っていたのか違うのか、そのあたりがハッキリしないまま終わってしまうし、また女とのドラマが大して展開しないうちに相手が死んでしまうので拍子抜け。

 また、Qの企みは偽札で一国の経済を破壊する、というリアルっぽいモノだったにもかかわらず、女が尾行されただけでいきなり「東京を爆撃する」とか言い出すのだから「お前は何を言っているんだ」と突っ込みを入れたくなる超展開である。挙句にQの飛行母艦はただ出てきただけで、MJの戦闘機とマイティ号の攻撃に手も足も出ないまま破壊されてしまうのだから、なんなのかとぼやきたくなる。それに飛行母艦を破壊しても偽札事件は解決していない気がするのだが、つまりアジトの爆発で偽札印刷機が破壊された、という理解でいいのだろうか。

 さらに、主人公(のはずだ)の当八郎(二谷英明)が、今回はロンドン出張という名目でほぼ出番が無いのもどうなんだと言いたくなるところである。おかげでクラブのママの桂隊員が尾行はするわ戦闘機で出撃するわ、と殆ど主人公並みの活躍だった。


 第一話でも思ったのだが、空中戦艦が登場するという設定と、スパイアクションというストーリーが全くかみ合っていない。そもそもの出発点(企画)が間違っている、と痛切に感じてしまう回であった。人気が無かったのもむべなるかな、である。


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