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感想:特撮「マイティジャック」(1968年) 第7話「月を見るな!」


マイティジャック Vol.1 [DVD]

放送 CS放送・チャンネルNECO。全13話。

【※以下ネタバレ】

1968年・円谷プロ・60分・カラー・スタンダード

当時のテレビ史上最高額である1,000万超の製作費を投じて劇場映画級で取り組まれ、円谷プロの最高傑作とも評される本格特撮ドラマ。近代科学の粋をこらして建造された万能戦艦マイティ号に乗り込み、悪の組織・Qから現代社会を防衛する11人の勇者たちの活躍を描く。

第7話 月を見るな!

あらすじ

 日本が開発を進める原子力月ロケット「月光号」の作業現場で爆発事故が発生し、MJはQの妨害工作と判断して、研究所内に隊員を送り込んだ。隊員たちは開発スタッフの五人の幹部の内誰かがQのメンバーだと考え、潜入捜査を行い、なんとかメンバーを見つけ出す。ところが次にQは月に偽装した飛行メカで月光号を襲撃した。マイティ号はQの飛行メカを破壊し、倒壊しかけた月光号をクレーンで支えて事なきを得た。


感想

 月ロケットとは時代背景が色濃く出たエピソードといえますね。現在(2016年)なら、日本が月へ宇宙ロケットを打ち上げるといわれても「ふーん」程度ですが、このエピソードが放送された1968年はアポロ11号の有人月着陸の前年で、つまり当時の科学分野の最先端のネタを扱った話だったわけです。

 しかし……、クライマックスの展開が酷い……、桂隊員(久保菜穂子)が戦闘機でパトロールしながら「あら、真昼の月が何か変ね?」といぶかっていたら、それは月そっくりに見えるように偽装したQの飛行メカだった(笑) 月の縮小模型みたいなものが飛んできて月ロケットに光線で攻撃をかけるシーンは、笑い無しには視聴できません。月そっくりの球体が空を飛んでいたら、偽装どころかよほど目立つと思う(笑)

 そして、なにより、今回のエピソードの最大の問題点は、Qが何故月光号計画を阻止しようとしたかが不明な事です。まあ、正体不明の秘密組織の考えていることはわからなくて当然、と言われればそれまでですが……、またMJ隊員に「月を見るな」と伝言したのも、あれはなんだったのかしらん。それに当が手に入れた古い地図を調べていると、突然地図の日本の場所にQのマークが浮かび上がるとか、もうわけがわかんない……


 最後、マイティ号がQの飛行メカを撃墜した後、倒壊しかけている月光号をクレーンで引き上げる場面がありますが、この辺りはなんとなく「サンダーバード」っぽい。マイティジャックは日本版サンダーバードを目指したと聞いた事がありますが、それが出たのがこのシーンでしょうか。


EX合金マイティジャック 万能戦艦マイティ号 Ver.2