感想:特撮「マイティジャック」(1968年) 第11話「燃える黄金」


マイティジャック Vol.1 [DVD]

放送 CS放送・チャンネルNECO。全13話。

【※以下ネタバレ】

1968年・円谷プロ・60分・カラー・スタンダード

当時のテレビ史上最高額である1,000万超の製作費を投じて劇場映画級で取り組まれ、円谷プロの最高傑作とも評される本格特撮ドラマ。近代科学の粋をこらして建造された万能戦艦マイティ号に乗り込み、悪の組織・Qから現代社会を防衛する11人の勇者たちの活躍を描く。

第11話 燃える黄金

あらすじ

 Qは世界各地の中央銀行を襲撃して金を強奪するが、東京だけは矢吹配下の諜報員川上の妨害で失敗した。MJはQが潜水艦で金を秘密基地に運び込んだと推測し捜索を開始するが、捜索中の玉木と富井の乗った機が撃墜され二人は戦死した。さらにQは撃墜した機体を修理したあと、さらに玉木が生きているように偽装して時限爆弾を搭載してマイティ号に収容させ、マイティ号の内部から爆発させる。当は一旦日本に戻ると、川上と協力してQの二度目の金塊強奪も阻止した。一方、Qの秘密基地からは金塊を搭載した飛行艦が飛び立つが、修理を終えたマイティ号が撃沈した。


感想

 評価は△。

 相変わらずの低空飛行のシナリオ。当隊長は、Qが金塊を奪った後に秘密基地に運び込んだと推測したが、その基地がこの辺りに有るとかどうやって見当をつけたのか(いつもの様に北極とかに基地を作ったかもしれなかろう)。また、Qの二回目の金塊強奪作戦も、当と川上の二人だけで阻止されるような少人数で行かずに、大人数で実行すれば良いだろう、と思った。とどめで、最後にマイティ号がQの飛行艦を破壊してハッピーエンドになっているが、強奪された金は回収できないまま全部海の底に沈んでしまったわけで、世界経済の危機は全く回避できてないような気がする。


EX合金マイティジャック 万能戦艦マイティ号 Ver.2