NHK ロボコン http://www.nhk.or.jp/robocon/
“ロボコン”公式ホームページ http://www.official-robocon.com/
放送 NHK 総合。2016年8月6日(土)。
【※以下ネタバレ】
世界大会ABUロボコン(タイ・バンコク)への出場をかけた日本代表決定戦。テーマは「エネルギー」。風力や磁力などエコなエネルギーでロボットを動かすタイムレースだ。
世界大会ABUロボコンへの出場をかけた日本代表決定戦。全国から集まった大学や大学校など24チームの若きエンジニアたちが、独創的なアイデアと技術力でロボット作りに挑み、激しい熱戦を繰り広げる。今年の競技テーマは「エネルギー」、エコロボットとハイブリットロボット2台によるタイムレースだ。ハイブリットロボットは、風力や磁力などを使って、直接触らずにエコロボットを動かし、先にゴールしたチームが勝ちとなる。
大会開催日程/会場
開催日 2016年7月10日(日)
場所 大田区総合体育館
競技課題
http://www.official-robocon.com/jp/daigaku/daigaku2016/index.html
2016年のテーマは「エネルギー」
限られた条件の中でいかにロボットを動かすか、皆さんのアイデアと技術に期待しています。
作るのはエコロボットとハイブリッドロボットの2台です。
このエコロボットは自走するためのアクチュエータを搭載してはいけません。
エコロボットを動かすのはハイブリットロボット。
ハイブリットロボットは風力、磁力などを使って、直接触らずにエコロボットを動かします。
試合は赤対青に分かれての対戦形式。時間は最長3分間。
エコロボットはプロペラを載せて3つの障害物ゾーンを越えていきます。
エコロボットが3つの障害物ゾーンをクリアしたあと、ハイブリッドロボットはプロペラを受け取り、
ポールを登って頂上にプロペラを取り付けます。
プロペラを取り付けた方が勝者 Chai-Yo(チャイヨー)です。
国内大会優勝チームはタイ・バンコクで開催されるABUロボコン2016へ日本代表として出場します。
ロボットのレース。一チームにロボットは2台あり、コースを走る方が「エコロボット」。ただしエコロボットは自力で動くための動力源は搭載不可で、コースを外れないようにするセンサーとかのみ搭載できる。エコロボットを走らせるためのロボットが「ハイブリッドロボット」で、ハイブリッドロボがコースの側を動いて、例えばエコロボの後ろから風を送って押して進ませるとか、とにかく物理的にエコロボットに接触してはダメ。
エコロボットは「風車」を積んでコースを走る必要があり、コースを完走すると、今度はハイブリッドロボットが風車を受け取り、ポールをよじ登って天辺に置いてある発泡スチロールに風車を突き刺し、上手く刺さればゴール=「チャイヨー」。
感想
今回の競技は実にストレートなレース対決で、シンプルにして解りやすく盛り上がるテーマでした。例年より技術的には楽になっていたんじゃないかと思いますね(去年なんかロボットバドミントンですよ、まともなラリーになってなかったし……)。
ロボコンと言えば毎回「アクシデント」が大会を盛り上げてくれるのですが、今回も絶対の優勝候補がいきなり動作不良に陥ったり、ロボット同士の連携が突然狂いだしたりして、グダグダの展開になるのが、人事だから面白かった(笑) 特にそれが思いっきり出たのが準決勝「豊橋技術科学大学 VS 金沢工業大学」で、共にクリアまで18秒くらいの高速チーム同士の対決だけに、これはもう秒単位で競い合うすさまじい速攻勝負になるのかと思いきや、どっちも上手くチャイヨーまでいけず、リトライ、リトライ、リトライの嵐。両チームとも焦りまくっていたのですが、そのグダグダ勝負をいつもの三倍の時間かけてようやく豊橋が制したときにはもう笑っちゃいました。
まあ、結局は最初から最後までそつなくこなした東大が優勝でした。
今回のテーマは凝りすぎずにシンプルにしたのが功を奏していました。世界大会も盛り上がりそうだぞ。