紹介:あらすじ(ネタバレ):小説「黒い炎の幻影」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 526巻)(2016年8月5日(金)発売)


黒い炎の幻影 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-526 宇宙英雄ローダン・シリーズ 526)

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黒い炎の幻影 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-526 宇宙英雄ローダン・シリーズ 526) 文庫 2016/8/5
エルンスト・ヴルチェク (著), ペーター・グリーゼ (著), 工藤 稜 (イラスト), 林 啓子 (翻訳)


アトランは惑星クランにおける賢人としての役目を終え、いよいよ銀河系に向けて《ソル》でスタートした。その途中、ヴァルンハーゲル・ギンスト宙域にたちよることにする。人類に手土産として共生体スプーディを持ちかえろうと考えたのだ。ところが、そこにあるはずの大量のスプーディは、すべて消え去っていた。かわりに見つかったのは、燃えがらのように見えるアステロイドだった。その正体とはいったい、なになのか?

【※以下ネタバレ】



◆1051話 黒い炎の幻影(エルンスト・ヴルチェク)(訳者:林 啓子)

 アトランが指揮する《ソル》は、惑星クランを出発後、銀河系にスプーディを持ち帰るため、ヴァルンハーゲル・ギンスト宙域に立ち寄った。ところがスプーディは消えており、代わりに未知宇宙船団がアステロイドを運んでいた。《ソル》が接近すると船団は消えたため、アトランたちがアステロイドを調査すると、未知文明の基地が存在し、中でスプーディと共に謎の女性「ゲシール」が見つかった。ゲシールには他の生物に「黒い炎の幻影」を見せる力が有った。またアステロイドにはクラン人が漂着していた。アトランは《ソル》にスプーディ、ゲシール、クラン人を収容し、クラン人を惑星キルクールの基地に送り届ける事にした。(時期:西暦4012年2月10日〜)(=新銀河暦425年)



◇1052話 キルクールのフィナーレ(ペーター・グリーゼ)(訳者:林 啓子)

 惑星キルクールでは、ベッチデ人の代表「船長」がスプーディの不適合で精神を病んだ挙句、他人のスプーディを奪い四重保持者になってしまった。船長はクラン人のロボット基地を占拠し、「キルクールの公爵」と名乗って村人に服従を要求した。そこに《ソル》がやってくるが、アトランたちは船長に騙され、《ソル》に爆弾を仕掛けられてしまう。しかしアトランたちと村人の協力で船長は取り押さえられた。アトランはベッチデ人の希望で、彼らを《ソル》に乗せることにした。(時期:不明。西暦4012年頃)(=新銀河暦425年頃)